公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

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東京オリンピック1964の感動

2017-12-25 22:21:51 | 日本人
東京オリンピック1964の感動が戻ってくる気がしない。

市川崑監督の「東京オリンピック」の描き方がその理由を物語っている。映像の力は市川崑の切り取った東京オリンピックに対する日本人の心を、生音の多用を通じて描いている。出会い、好奇心、驚き、祝祭、そのいずれもが2020年東京オリンピックを迎える日本人の心には無い。なんとなくなんでも知っている日本人にはゲームに熱狂することはあってもオリンピックの開催自体に感慨はないだろう。自分はまさか人生の中で二回も東京オリンピックが記憶にあるという幸運な世代であり、そうした平和の感慨はあっても、出会い、好奇心、驚き、祝祭そのいずれもない。人間として人間の力に感動するだけだろうと思う。



https://www.zakzak.co.jp/soc/news/180106/soc1801060003-n2.html

日本人は1964年かつての誇りを思い出した。一瞬このプログラムが停止した。

日本人として初めて電池を製作したのは佐久間 象山(1811年~1864年)であるとされています。電池は「ダニエル電池」(液体式)と思われます。
 明治時代に、乾電池が世界に先駆けて日本で誕生しました。その発明者は屋井 先蔵(やい さきぞう)氏です。ただ、残念なことに、氏の作った会社は現在存在しません。
 さて、屋井氏は文久3年(1863年)、新潟県の長岡に生まれました。明治8年(1875年)(13才)東京の時計店に丁稚として入りました。
 明治18年(1885年)(23才)、電池で正確に動く「連続電気時計」の発明に見事成功し、明治24年(1891年)、特許として認められました。これはわが国の電気に関する初めての特許でした。
 しかし、使用した電池は液体式のダニエル電池などで、手入れが必要なうえ、冬場は凍結して使えないなどの欠点がありました。そこで本格的に「乾電池」の開発に取り掛かりました。
 日中は会社の仕事、夜は電池の開発を続け、3年間は平均睡眠時間が3時間程度でした。理科大学実験付属の職工となって頑張りました。学者ともよく相談したようで、屋井は産学協同の先駆者とも云えます。
 正極に薬品が沁み出して、金具が腐食して使えなくなることが問題で、この改良に苦労していましたが、炭素棒にパラフィンを含浸することにより明治20年(1887年)「乾電池」を発明しました。
屋井乾電池 しかし、日本における乾電池の特許の第一号は屋井ではなく、高橋 市三郎氏です。海外ではドイツのガスナー、デンマークのヘレセンが1888年に乾電池を発明したことになっています。
 明治27年に日清戦争が勃発し、ある日発行された号外で、満州において使用された軍用乾電池の大成功に関する記事が掲載されました。従来、液体型の電池が使われていましたが、満州の寒気に乾電池だけが使用でき、号外で「満州での勝利はひとえに乾電池によるもの」と報道されました。新聞はこの乾電池が屋井のものであることを聞きつけ、翌日の新聞にこれを書き立てました。
明治時代の屋井乾電池販売部 明治43年神田区錦町一丁目に販売部を新築し、同時に浅草神吉町に工場を設けました。海外品との競争に勝ち、国内乾電池界の覇権を掌握するまでに発展し、「乾電池王」とまでうたわれるようになりました。
大正時代の携帯電灯 昭和2年(1927年)若いころからの刻苦勉励がたたったのか、胃がんに侵され、急性肺炎を併発して急逝しました。享年66歳でした。屋井乾電池は、残念ながら後継者に人を得なかったようで、昭和25年に屋井乾電池の名は乾電池工業会の名簿から消えた。
』とある。


昭和初期の日本人には凄い人がたくさんいたように思う。戦争で優秀な人を死なせたのは、日清日露の大戦で甲種合格の中学校卒業者が少尉クラスで先頭に立って大量に死に、大東亜戦争では丙種でも徴兵され無駄に飢えて死んでる。戦争で生き残った優秀な者たちは稼ぎのある民間に就職して戦後の新興企業を興したが、行き場のない人が大学に残って合成ウィスキーなどをつくって時間を潰していた。私たちが大学で教育を受ける頃の教授クラスは皆戦後混乱の成れの果てで、昭和の最期の6分の1で、優秀な人物と思い慕われる教師は皆無だった。やっと戦後教育の助手助教授クラスが芽を出し始めた頃だった。




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