公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

切り取りダイジェストは再掲。新記事はたまに再開。裏表紙書きは過去記事の余白リサイクル。

弱味の逆転法

2010-07-04 19:26:53 | ドラッカー
「危険や弱みが機会の存在を教える。それらを機会に転化するとき、異常な成果が得られる。時には、そのような転化はマネジメントの姿勢だけでもたらされる。」
       ドラッカー 「創造する経営者」p198
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ゆうパック遅延26万個が遅延しているという。
大なるが故に新規は幼弱に産まれる。
 時に強みは弱みになる。
 弱みも強みに変える事ができる。どこに集中するか。トロイの木馬から桶狭間、真珠湾まで、これはどの時代も共通している。
 自分たちを悩ます敵の中枢を支えている要衝を探し、そして時が来たら要衝の隙をつく。これを落とし、よりよき未来で傭兵を味方につける。こうやって力を散らした中枢は自ら崩壊する。しかし弱者の一時的勝利では再逆転の危機に陥る。それを避けたければ、雪崩討ってより多くの期待を牽引しなければならない。すなわち信頼を手に入れるということを最終的に実現できなければ勝利する事は出来ない。

 商品やサービスも同じ事。しかし、進む順番が違う。セグメントは小さい方が良い。そしてその中により良い未来に対する期待、より多くの信頼を先に手にして関係社会を味方に付けるチャンスの有無を考える。
 競合するサービスの要衝がどこにあるか、最大の支持者は誰か、より多くの利害関係者のより良い未来は何か。弱みの分析、ターゲット、ツール、アクションそれぞれの明細をつくり、全てやりつくす。答えは必ずある。問題はやり尽くす機会資源があるかどうか。なければ資源を求める経営姿勢を検討する。「そのような転化はマネジメントの姿勢だけでもたらされる。」

その上で
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「成果をあげるために身につけておくべき習慣的な能力は5つある。
 (1)何に自分の時間がとられているかを知ることである。
 (2)外の世界に対する貢献に焦点を合わせることである。
 (3)強みを基盤にすることである。
 (4)優れた仕事が際立った成果をあげる領域に力を集中することである。
 (5)成果をあげるよう意志決定を行うことである。」
      ドラッカー 「経営者の条件」P43
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以上を振り返ってみるのがいい。時間は少ないのだ。
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