佐野さんは、世界をあっと言わせる仕事はもう十分にしてくれました。ご自身の言葉で決着を付けていただきましょう。
オリンピックエンブレムはもう1964年のこれで行きましょう。1964→2020 に変えて。
さらには亀倉氏のご遺族の了解をいただいて。
第17回亀倉雄策賞受賞記念
受賞のことば
いいたいことはたくさんあるが、
それはデザインで還す。
亀倉雄策の仕事で一番好きなのは1964年の東京オリンピックのエンブレムだ。シンプルで力強く、唯一無二のデザイン。いつの日かこのようなシンプルで骨太な仕事がしてみてみたい、と思うようになった。ニッポンを、世界を、あっといわせる仕事。一生に一度でいいからそういうデザインをしてみたい。シンプルであること。明快であること。太くあること。Simple. Clear. Bold. ある日から僕のデザインの指針となった。デザインとはなんだ。デザインにはなにができる。そういう自問自答を繰り返した。去年、あるきっかけがあり、亀倉雄策の本を読み漁った。そしてその本にあったポートレイトを見るとちょっと怒っているような、(まだだめだ)といわれているような気がしたのでまた長いデザインの旅にでた。それがあるとき再びそのポートレイトを見るとすこし微笑んでくれた気がした。その後まもなく、まさかの受賞の電話がかかってきた。
忙しいなんて絶対に口にしない。言い訳はいわない。目の前の画面は世界に確実につながっている。デザインはシンプルで深い。考え、それを超えるべく手を動かし、また考え、また手を動かす。邪念はいらない。デザインは思想だ。簡単に。深く。明快に。太く。でも簡単に。ストレスはある。でもいつも朗らかである。そういうデザイナーでありたい。デザインの道はまだまだ続くのだ。負けない。僕には亀がついている。亀はゆっくり、確実にやってくる。
佐野研二郎
最後のところの亀は全く意味不明。デザインで還すなどという宣言が疑惑だらけのデザイン
トレースじゃ片腹痛しです。ヤン・チヒョルトのトレースであることが確定した。