公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

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ロキソニンS

2011-01-18 16:53:43 | 健康など
やっと消炎鎮痛のスイッチOTCがでましたね。26年ぶり?

もしかして最後のスイッチOTCはセミアルカリプロティナーゼですか。私が社会人になって最初の新年の新商品「新アナクール」セアプローゼでは!その間一つもなかったというから、トクホもこのような隙間に落ちて浮かんでくるのは20年後かもしれん。許認可クレバスこわーっ。


頭痛、生理痛薬に「大型新人」 医療用から「寡占市場」に参入
掲載日: 2011/1/18 11:30

1986年以降、医療用医薬品として医師が処方している解熱鎮痛剤「ロキソニン錠」が、「ロキソニンS」として第一三共ヘルスケアから近く発売される。町の薬局やドラッグストアで買える解熱鎮痛剤といえば、「バファリン」や「イブ」などの牙城だが、そこに打って出る。

「ロキソニンS」は他のブランドと違って、他の薬との飲み合わせや、使ってはいけない症状のときなど服用時の相談が必要なため、薬剤師のいる薬局などでしか買えない解熱鎮痛剤としては唯一の「第1類医薬品」にあたるが、これまで病院を受診しなければ手に入らなかった薬が、市販薬として薬局などで買えるようになるわけで、自分の症状にあった薬の選択肢が増えるともいえる。

「ロキソニンS」は、医療用として使用が認められている成分の中で、比較的副作用が少なく、かつ安全性の高い成分について市販薬への配合を認める、スイッチOTCといわれる医薬品。解熱消炎鎮痛剤の新しいスイッチOTC成分としては、じつに26年ぶりだそうだ。

これまでは医療用として病院の医師が使用してきた経口薬で、売上シェアで36%、売上錠数シェアで43%(IMSジャパン 出典JPM2009年12月MAT)を占めていて、国内の多くの医師が処方し、20年以上にわたってトップブランドの地位をキープしている。

第一三共ヘルスケアは、「有効性と安全性のバランスが優れているとの評価をいただいています」と話している。

「ロキソニンS」は、薬剤師を通じてしっかりとした情報を提供してもらえるので、体調は悪いが病院にかかるほどでもないときに自分で治すことのできる「セルフ・メディケーション」を促進することにもつながる。

シェア80%のトップ5社に「挑戦」

これまで、頭痛や生理痛の経口薬では「バファリン」や「イブ」「ナロン」「ノーシン」「セデス」といったブランドの認知率が高く、どれも一度は耳にしたことのあるはず。これらは購入時に薬剤師の説明のいらない、第2類医薬品であるため手軽に買える。

2009年の解熱鎮痛剤市場の販売金額は全体で約360億円だったが、このトップ5社で販売シェア約80%を占める、いわば寡占市場だった。

「ロキソニンS」は、頭痛・生理痛の市販薬で初めて「ロキソプロフェンナトリウム水和物」の成分を含んだ解熱鎮痛薬で、痛みの原因物質をすばやく抑えるのが特徴。眠くなる成分を含まず、胃への負担も少ないという。

第一三共ヘルスケアは、「最近のセルフ・メディケーションに対する意識の高まりもあって、販売することになりました」と話す。

医者にかかりたいけれどすぐにはかかれない人や、いつも病院で処方される薬がすぐにほしい人のため、薬剤師の説明を受けることで手に入る第1類医薬品として、「第2類医薬品とは異なる、新たな市場の創出をめざす」としている。
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2 コメント

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などと訴えた (Okayama)
2011-01-25 13:40:00
国立がん研究センター緊急会見 理事長の嘉山孝正氏は「イレッサ訴訟は過去の薬害などとは異なる。間質性肺炎はゲフィチニブの副作用であり、その副作用について誰かの責任を問うと、医療そのものが成り立たなくなる。また、和解勧告に応じることは、国や製薬企業の違法性を認めることであり、今後の薬事行政の萎縮をもたらす」などと訴えた。
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ダーゼンは効かない? (Okayama)
2011-01-20 00:23:37
 気管支ぜんそくのたんを切る武田薬品工業の消炎剤「ダーゼン」の効果を再確認する試験で、期待される効果が認められなかったことが19日、厚生労働省の医薬品再評価部会で報告された。


 効かないことが確定すれば、承認が取り消される可能性もあるが、同部会は有効性をさらに検証する必要があるとして、継続審議することを決めた。

 ダーゼン(一般名セラペプターゼ)は1968年に承認された、医師の処方が必要な飲み薬。慢性副鼻腔
びくう
炎などの炎症を抑えるのにも使われ、年間約67億円(2009年度決算ベース)を売り上げる。

 同社が2000~09年、慢性気管支炎の患者311人のうち156人にダーゼン、155人に偽薬を2週間投与して効果を比較する試験を実施したところ、いずれも6割以上の患者で症状が改善し、差がなかった。

(2011年1月19日23時39分  読売新聞)
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