為替レートのゲームはあらかじめ予想されている反応と予想外の反応の組み合わせによって複雑に進行する半制御系の#伝達関数モデルが近い。
2023年の重要な投資テーマの一つとなりそうなのが円高だ。日経ヴェリタスが新年アンケート調査で67人の市場関係者に円の対ドル相場の予想を聞いたところ、23年内の高値平均は1ドル=122円で、「120~126円未満」と答えた人が合計で全体の7割に達した。円相場は22年、32年ぶりに151円台まで下落したが、状況は一変しそうだ。
台湾有事の為替レート研究は前例が少ないので去年8月のペロシ台湾訪問有事時のドル安を即時反応予想の参考にするしかない。理由はともかく一回ドル安になるという実験を行なっているため市場はこれに従って一旦パニック売りになる。戦争の行方は予想できないので売りが売りを呼ぶ。1ドル100円は直ちに抜けて、瞬間70円までゆく円高が予想される。その後長引くとともに台湾から日本の戦場化が懸念され、核戦争を避ける大義名分の下米国海軍のグアムハワイへの撤退とともに急激に円安190円〜220円に向かうが、結局は停戦後1ドル100円あたりの読み合いになろう。円高は避けられない。
ラプラス変換*という変数変換を用いて、システムの数式モデルを扱いやすい形式に変換します。こうして得られるもの(数式モデルをラプラス変換したもの)が、伝達関数#
微分方程式を手計算で手軽に扱えるように先人が開発した数学的なテクニックが、ラプラス変換
L[f(t)]=F(s)またはf(t)−L→ F(s)
y¨(t)+2y˙(t)+3y(t)=4x˙(t)+5x(t)===これが===s2乗Y(s)+2sY(s)+3Y(s)=4sX(s)+5X(s)
2次式になる
これを解いて逆ラプラス変換してy(t)に戻す。