公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

切り取りダイジェストは再掲。新記事はたまに再開。裏表紙書きは過去記事の余白リサイクル。

真に意味のあるもの

2010-02-19 09:13:01 | 日記
「私が定量化を行わない最大の理由は、社会的な事業のなかで真に意味のあるものは定量化になじまないからである。」

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最近はNPOで事業を行うことも選択できるから、増減する商取引と利益の分配だけが意味の定量化ではないので、何を言っているかイメージがつきやすくなってきたと思う。


私なりに<真に意味のあるもの>を定義すると、それは<継承されるもの>のことだ。生命でいえばDNAや遺伝子。家族でいえば苗字や家系、共通の記憶。地域でいえば、環境、共同体。学術でいえば公理、解析手法、事実。芸術でいえば形、様式、手本、作法。

いずれも定量化するために正規化できないものばかり。唯一数学だけが例外かもしれない。
逆にいえば数学的に明確な基礎をもつような<真に意味のあるもの>ならば、積極的に数理解析するべきだろう。そうすることによってイノベーションに出会うこともある。たとえばグーグルの検索エンジンの端緒となったアルゴリズムなどの数理。

会社でいえば、多様すぎるが、ブランドから記録用紙の罫線の引き方まで、それが継承されているならば、事実上<真に意味のあるもの>とみなすべきだろう。
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