公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

切り取りダイジェストは再掲。新記事はたまに再開。裏表紙書きは過去記事の余白リサイクル。

「V字回復 私の履歴書」 河村隆

2015-05-09 10:30:43 | 日本人
今週の私の履歴書は札幌出身の親が北大教授でありながら北大にゆかなかった河村隆氏、日立のV字回復について語り始めるらしい。面白そうです。

『その窮地を救ってくれたのが、たまたまその便に乗っていた非番のパイロットの山内純二さんだ。コックピットのドアを蹴破り、犯人を取り押さえ、何とか機体を立て直した。非番だろうが何だろうが、「自分しかいない」と思えば、勇気を持って飛び込んでいく。ハイジャックされた飛行機も、沈みかけた巨艦日立も緊急事態という点では似たようなものだ。乗客の命を救ってくれた山内さんの勇気に倣って、私も日立の会長兼社長として経営の操縦かんを握ることにした。

 それから6年、まだまだ不十分なところは多いが、日立は最高益を更新し、世間からはV字回復とも評価されている。私は一介のエンジニアであり、MBA(経営学修士)も持たず、まして米アップル創業者のスティーブ・ジョブズさんのようなカリスマもない。そんな凡人経営者がどんな気持ちや覚悟、方針で日立再建を指揮したのか、多少なりとも読者の参考になればと思い、あえて筆を執ることにした。』


V字回復にあやかりたいですわ。ですが、あやかるものではなく実現するもの。

シャープは資本金を大幅に縮小したが、元大企業には自分自身にみえなくなっている退蔵経営資源が豊富にある。

小企業経営は隅々まで見えているが自分自身には何もない。なにもないことが契機となって起業機会を得ることもある。

持たざるものに毎日生まれる機会をもっていることが見えなくなっているのは先入観に縛られているからだ。

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