きょう3回めの投稿です(^_^;)。
きょうの午後2時頃、廊下でよく顔を合わせる別室の患者さんが、うちの病室を訪ねて来られまして、
「折り紙、一緒にやらない~?」
お誘いを頂きました。同室の患者さんは外出なさっていたり寝ていらしたり。
「え~っ?折り紙の折り方とか、すっかり忘れましたよぉ。ウチ手先が不器用じゃし、ようやらん」
「折り方の本もあるけぇ大丈夫よ。談話室におるけぇ、きんさいね!」
折り紙の「お」の字も、きれいさっぱり忘却の彼方。子供の頃あれだけ折ったのに、肝心の折り方をまったく覚えていません。
とりあえず「本がある」という一言に望みを託して談話室へ。既に来られていた患者さんはおふたりでした。
ところが、その「本」が難しくて理解不能…。既に開いてあったページの「くす玉」に挑戦して一旦は諦めました。他の患者さんは鶴とか風船とかカブトを折られ、私は箱を折りました。
途中で看護師さんが入って来られまして、一旦断念した「くす玉」の折り方について別の患者さんが看護師さんに質問。
「これは…この本が難しい書き方しとるだけよ。これ、紙が6枚要って、同じものを6つ作って貼り合わせて作るんよ。これから私が折る通りに折ってみて」
看護師さんを先生に、患者3人がくす玉のパーツ折り。紙が良すぎて(矢羽柄とか金屏風柄とか、和柄の美しい丈夫な紙が用意されていました)折り目がつきにくかったし、手先を使う作業は久々でしたから(しかも共同作品完成に向けてですので)、緊張しながら集中しながらやりました。
写真は6つのパーツを液体糊で貼り合わせた完成品です。病室から廊下を隔てたカウンターに、さっそく飾られたところをパチリ。
他に「どうやって作ったの?」というような、芸術の域に行ってる折り紙作品がたくさん飾ってあるんですよ。「ピンセットでも使ったんですか?」みたいな、細かい箇所まで丁寧に作られた、すごく小さい折り鶴もあります。
実はきょうは気持ちのうえで重く、気分のすぐれない状態が身体の痛みとして出ていた日でした……「きょうのこの痛みは沈んだ気持ちから来てるんだ」と、初めて自覚症状のあった日でした。折り紙していた一時間だけは、気が少し紛れました。ありがとう!
そういえば、5月の音楽サークルOB会に、関東から尾道まで来てくださった先輩が話してくださったことですが、
海外出張先で折り紙を披露すると「凄い!あなたの手は魔法の手だ!」などと大絶賛されるのだそうです。向こうに折り紙という文化がない、ということなのでしょうね。ただの紙…平面から、手だけを使って立体の物体を作り上げることに、向こうの方は驚きかつ感動なさるんでしょうか?…折り紙をきっかけにコミュニケーションが進むこともあるそうですよ。
きょうの午後2時頃、廊下でよく顔を合わせる別室の患者さんが、うちの病室を訪ねて来られまして、
「折り紙、一緒にやらない~?」
お誘いを頂きました。同室の患者さんは外出なさっていたり寝ていらしたり。
「え~っ?折り紙の折り方とか、すっかり忘れましたよぉ。ウチ手先が不器用じゃし、ようやらん」
「折り方の本もあるけぇ大丈夫よ。談話室におるけぇ、きんさいね!」
折り紙の「お」の字も、きれいさっぱり忘却の彼方。子供の頃あれだけ折ったのに、肝心の折り方をまったく覚えていません。
とりあえず「本がある」という一言に望みを託して談話室へ。既に来られていた患者さんはおふたりでした。
ところが、その「本」が難しくて理解不能…。既に開いてあったページの「くす玉」に挑戦して一旦は諦めました。他の患者さんは鶴とか風船とかカブトを折られ、私は箱を折りました。
途中で看護師さんが入って来られまして、一旦断念した「くす玉」の折り方について別の患者さんが看護師さんに質問。
「これは…この本が難しい書き方しとるだけよ。これ、紙が6枚要って、同じものを6つ作って貼り合わせて作るんよ。これから私が折る通りに折ってみて」
看護師さんを先生に、患者3人がくす玉のパーツ折り。紙が良すぎて(矢羽柄とか金屏風柄とか、和柄の美しい丈夫な紙が用意されていました)折り目がつきにくかったし、手先を使う作業は久々でしたから(しかも共同作品完成に向けてですので)、緊張しながら集中しながらやりました。
写真は6つのパーツを液体糊で貼り合わせた完成品です。病室から廊下を隔てたカウンターに、さっそく飾られたところをパチリ。
他に「どうやって作ったの?」というような、芸術の域に行ってる折り紙作品がたくさん飾ってあるんですよ。「ピンセットでも使ったんですか?」みたいな、細かい箇所まで丁寧に作られた、すごく小さい折り鶴もあります。
実はきょうは気持ちのうえで重く、気分のすぐれない状態が身体の痛みとして出ていた日でした……「きょうのこの痛みは沈んだ気持ちから来てるんだ」と、初めて自覚症状のあった日でした。折り紙していた一時間だけは、気が少し紛れました。ありがとう!
そういえば、5月の音楽サークルOB会に、関東から尾道まで来てくださった先輩が話してくださったことですが、
海外出張先で折り紙を披露すると「凄い!あなたの手は魔法の手だ!」などと大絶賛されるのだそうです。向こうに折り紙という文化がない、ということなのでしょうね。ただの紙…平面から、手だけを使って立体の物体を作り上げることに、向こうの方は驚きかつ感動なさるんでしょうか?…折り紙をきっかけにコミュニケーションが進むこともあるそうですよ。