一日一トライ~”その記憶の記録”

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🅱-15.ブドウの剪定、終了!(1/2) ✄

2023-12-06 07:00:00 | 🅱🍇葡萄栽培🍷Wine

 ブドウの葉は”自然落葉”がいいといわれています。しかし、11/3から完全に紅葉した葉から順次剪定バサミで葉を落とし始め、11/6で完了しました。その理由は、塀のない所から枯葉が路上に出て風で舞ったり、隣近所の敷地に入って迷惑をかけないための配慮です。この作業は、住宅地でブドウを育てるに当たって、プラスアルファの作業になります。



 剪定は、完全に休眠期に入っている2月がベストですが、北海道の場合、2月は雪の下になり、また一番寒い季節なので積雪の前には終わらせなくてはなりません。今年は11/15~11/17に終えました。剪定後の枝は、下に降ろさず何本かずつまとめて棚の上に固定して越冬させます。ブドウの剪定をはじめ育て方には地域や考え方によっていろいろな方法があります。


剪定の基本

❶ 2芽剪定の場合


2芽剪定の例

※ 主枝から伸びている脇枝の場所に冬芽が確認できない場合(=基底芽)は、二節目の節の上で剪定します。基本的には、春に芽が複数出た場合は、この基底芽を残します。しかし、出てきた枝の向きや勢い(強すぎてもダメ!)で他の芽を育てることもあります。人から問われたときは、「私の場合はー」と前置きして、この方法を伝授!します。見学に来る場合もありますので、今までは1芽剪定でやっていましたが、説得力も必要ですし、古木なども欠損率が少なくなることが期待できるので、多くはこの方法に移行しています。



❷ 1芽剪定の場合


1芽剪定の例

※ この主枝と脇枝の近くに来年の芽=冬芽が確認される場合は、まず1芽剪定でもOKです。上のブドウは、2年目の若木で基底芽がしっかりついている例です。これは、昨年秋の剪定したものですが、今年全部の芽から発芽しました。1芽剪定は、欠損するリスクがゼロではないので、保険!の意味でも私は2芽剪定を進めています。なお、節でカットするのは、北海道ではシバレ防止や切り口から腐食・病気の発生を防止する目的があります。また、1芽剪定のメリットは、発芽する芽が少ないので作業量が少なくてすむことです。

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