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②マヨルカ陶器、花瓶 径14×25cm
陶芸でも、絵付け方法に、ラスター彩(さい)があります。これは、錫を含む鉛釉で焼成した白い釉の上に銅や銀などの酸化物で文様を描いて還元炎(低温度)で焼成します。還元状態の中で金属の酸化物が薄い金属の膜を作り、光の当たり方によって金属光沢の虹彩(ラスター)を生じさせる技法です。ラスターは、ペルシャ陶器が起源と言われています。9Cのペルシャ陶器にこの技法が見られ、その後エジプトで生産された後、12~13Cに再びペルシアにおいて全盛期をむかえました。
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②マヨルカ陶器、花瓶 径14×25cm
陶芸でも、絵付け方法に、ラスター彩(さい)があります。これは、錫を含む鉛釉で焼成した白い釉の上に銅や銀などの酸化物で文様を描いて還元炎(低温度)で焼成します。還元状態の中で金属の酸化物が薄い金属の膜を作り、光の当たり方によって金属光沢の虹彩(ラスター)を生じさせる技法です。ラスターは、ペルシャ陶器が起源と言われています。9Cのペルシャ陶器にこの技法が見られ、その後エジプトで生産された後、12~13Cに再びペルシアにおいて全盛期をむかえました。
①壁飾り(水彩技法) 10×10cm
②オランダ、デルフトの籠入り角皿(水彩技法) 16×39×4cm
スペインのタイル(ソカラトタイル技法) 10×10cm
ソカラトタイルの技法で作成した作品は、表面がざらざらしています。この手法の場合、釉薬がかかっていませんので食器には向きません。
クエルダ・セカ技法に水彩技法を加えたスペインタイルの作品3点です。
➀イギリスタイルの花瓶台 17×16.5×9.5
②ポルトガル陶器の植木鉢(水彩技法) 17×16.5×9.5
③モザイクタイルのキッチンフック(クエルダ・セカ技法) 8.5×22.5
この「スグラフィートタイル技法」は、日本の陶芸でも使う技法です。具体的には、まだ乾かない生地にコンプレッサーで化粧土をかけ、そこに絵柄を鉛筆で描き、先の尖ったもので削ります。
スペインタイルのクエルダ・セカ技法で作成した作品4点です。
➀温度計(クエルダ・セカ技法) タイル15×15cm
②白タイルのコースター(クエルダ・セカ オイル技法) 11×11cm
③籠トレーの中敷きタイル(クエルダ・セカ技法) 23.5×12cm
④マヨルカタイルの日時計(クエルダ・セカ技法+水彩技法) 15×15cm
レリーフタイルの壁飾り 12×12cm
陶芸でも、この「レリーフタイル」の手法で作ることが昔からあります。これは、加飾・装飾の方法の一つとして大変効果的です。
❷時計(マヨルカタイル技法=水彩技法) 15×15cm
陶芸でも、このスペインタイルでもそうですが、いろいろな手法がわかり、ある程度技法が身に付いても自分なりのオリジナルなデザインを作ることは大変なことです。意識は、日々、デザイン探し!といったところです。
①壁掛け(マヨルカタイル技法=水彩技法) 12×12cm
②壁掛け(マヨルカタイル技法=水彩技法) 12×12cm
③壁掛け(マヨルカタイル技法=水彩技法) タイル10×10cm
④壁掛け(マヨルカタイル技法) タイル10×10cm
⑤青タイル(マヨルカタイル技法=水彩技法) タイル15×15cm
古い時代は青1色または緑と黒の2色で絵付けされていましたが、18C頃からはいろいろな顔料で絵付けされるようになったということです。
クエルダ・セカ技法は、陶芸で言うと「もっこつ描き」と同じような方法です。もっこつ描きの場合は、ゴスをダミ筆で描いていきますが、クエルダ・セカ技法の場合は小さなスポイトで色をのせていく方法です。特に、色絵具の出し方に要注意!です。よく攪拌した絵具をスポイトに吸い、均等に同じようなふくらみになるように描いていきます。