本とパンのあるくらし

おいしいパンと大好きな本があれば幸せ。
そんな私が綴る日々の暮らし。
おすすめ情報発信します。

やがて訪れる春のために

2022年04月05日 | 小説
春らしいやさしい表紙絵に惹かれて手に取った本。
当たり!でした。 いい物語です。

「やがて訪れる春のために」 はらだみずき

    

嫌なことがあって勢いで会社を辞めた25歳の真芽(まめ)が主人公。

ひとり暮らしの春おばあちゃんが入院。
失業中でヒマな真芽は、祖母春の家の庭の世話をすることに…。

荒れ果てた庭に散らかった家の中、どうするよ?!
春おばあちゃんの言動もちょっとおかしいし…。

上手くいかないことも多々あるけど、日々丁寧に生きていくことで見えてくるものがある。
出会いもある。
やさしく心に響く物語でした。

庭で採れたラズベリーを使ったマフィンなど、真芽の手料理も色々出てきますよ。

    

家の庭じゃないけど、家の近くのしだれ桜。
きれいに咲いています。

庭がある、植物がある暮らし、いいですね。

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朗読っていいなあ

2022年02月26日 | 小説
本は目で追って静かに読むのが好きですが、朗読もいいですね。

昨日読み終えた本が朗読をテーマにした小説。
よかったです。

「遥かに届くきみの聲(こえ)」 大橋崇行

    

主人公は元子役の高校生透。
遥という女の子に無理やり朗読部に誘われ、しかたなく入部する。

実はトラウマをかかえている透の苦しみがヒシヒシと痛いぐらい伝わってくるけど…。
明るい遥にひっぱられて、なんとかなりそうになっていく。

ほろ苦くも清々しく心に響く小説です。

この本の朗読シーンで登場した中で印象に残ったのが…。

「宮沢賢治詩集」の「永訣の朝」
「ちいちゃんのかげおくり」あまんきみこ作

本の解釈のしかたによって朗読者の読み方が変わる。
同じ詩、小説、絵本でも違う受け取り方になる。

朗読っていいなあ。
家族と戦争がテーマになっている「ちいちゃんのかげおくり」を読みたくなりました。

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人の心に寄り添った料理

2022年02月08日 | 小説
美味しいものが出てきたり、ちょっとミステリアスだったりする物語が好きです。

先日読み終えた本は、そんな一冊でした。
おすすめです。

「ビストロ三軒亭の謎めく晩餐」 斎藤千輪

    

三軒茶屋にある小さなビストロが物語の舞台。
お客さんそれぞれに応じたオリジナルコースを出すお店。

シェフとソムリエとギャルソンのチームワークが抜群で、読んでいて気持ちがいいです。

人の心に寄り添った料理、いいなあ。

料理の描写と日常のミステリを楽しめる小説です。

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父のおともで文楽へ

2021年11月16日 | 小説
文楽と家族のことが描かれている小説、読んでみました。
面白いです。

「父のおともで文楽へ」 伊多波碧

    

主人公は11歳の娘をもつ37歳のシングルマザー佐和子。
父に誘われ文楽を観に行き、さほど興味はなかったのに、いつのまにか夢中に。

私も知らなかったのですが、文楽って心中だとか殺しだとか、話の内容がハードなんですね。
激情にかられるシーンが多く、ハラハラ!

本書、家族のことで悩み尽きない佐和子の日々が描かれています。

元教師でカタブツで身勝手な父、敬一郎のキャラクターが秀逸。
娘の佐和子を昭和な喫茶店に誘うところなど、なんかね、いいんですよ。

人生色々あるけど、前を向いて行こう~!と決意を固める佐和子さん。
小説の中の人だけど、頑張ってほしいなあ~、なんて思いました。

それにしても文楽、ちょっと私も興味わいてきましたよ。

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人生写真館の奇跡

2021年09月17日 | 小説
先日読み終えたばかりの本、面白かったので紹介します。

人生劇場、いや違った。

「人生写真館の奇跡」 柊サナカ

    

あの世に行く前に立ち寄る写真館があるんです。
店主は平坂という物静かな男。

やって来るのは…。
92歳の老女、47歳のヤクザ、七歳のミツル。

彼らが平坂と共に撮る人生最期の写真とは?!

やぁ、本当に人生劇場というか、それぞれの人生が描かれています。
切なく優しく強く…。

私がけっこう長く使ってるカメラは紫色。
去年スマホを買うまでは写真といえば、このカメラでしたが、最近はちょっと出番少なし。

でも、ここぞという時には持っていくカメラ。
これからどんな写真が増えていくかなあ。

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