本とパンのあるくらし

おいしいパンと大好きな本があれば幸せ。
そんな私が綴る日々の暮らし。
おすすめ情報発信します。

上質なホラー

2013年02月28日 | 小説
ちょっと前ですが、めずらしくホラー作品を読んでました。

「ホートンミア館の怖い話」 クリス・プリーストリー(イギリス) 

みなしごになってしまったマイケル少年。 父の知り合いだという大金持ちのスティーブン卿の屋敷に住むことになるが…。

     

情緒不安定なスティーブン卿、卿の妹で美人のシャーロット、召使の古株ホッジズ、ベテラン料理人ミセス・ガストン。
ちょっと一風変わった人達とともに暮らし始めるマイケル。

屋敷のなかは暗く、女の幽霊や怪しい物音、気配など不気味なことこのうえない様子…。

訳がいいのかスラスラと読みやすい。(西田佳子さん訳)
ホラー作品ということで、もっとおどろおどろしいものかと思っていたが、そんなに気持ち悪いものではなかった。
上質なホラーだ。

意外な真相にビックリさせられ、ラスト近くはとてもドラマチックな展開となっていた。

屋敷の中で唯一明るかったのが台所。 そこで召使たちとマイケルが親しくなっていく様子は楽しげでよかったな。



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たつのこたろう

2013年02月27日 | 絵本
友人のよっしーのままごんさんが子供の頃読んだ心に残る絵本、私も読んでみました。

「たつのこたろう」 松谷みよ子/文 朝倉摂/絵

   

山と山のあいだの石ころだらけの貧しい村。
鬼がやってきては、あばれまわる住みにくい村。
そこに、たつのこたろう という男の子がくらしていた…。

   

たろうの勇気ある活躍ぶりがたのもしい。 そして、とっても優しい気持ちを持ってるところがいいな。

   

この絵本、舞台美術家でもある朝倉摂さんの絵がいいです。

朝倉さん、現在89才ぐらいでしょうか、今も活躍されてるパワフルな女性。

「たつのこたろう」 シンプルだけど心に響くいいお話しでした。


コメント (2)
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かぼちゃジャム、作ってみました♪

2013年02月26日 | 我が家の食卓
先月、人生で初めてのジャム作り(柚子ジャム)に挑戦したら、美味しくできたので又作ってみました。

今回は… かぼちゃのジャム です。
かぼちゃはやわらかくなるまで弱火で蒸し煮して、裏ごし。

  

そして裏ごししたかぼちゃに、はちみつや砂糖、水を入れて中火で煮ます。沸騰したら火を止めて塩、柚子果汁、シナモンをいれます。

 

あとは、弱火でほどよいかたさになるまで根気よく煮て、出来上がり!

 

こちらの本を見て作りました。(妹が図書館で借りてきた本です)

   

今朝さっそくフランスパンにつけて食べてみました。

   
  
お菓子みたいに甘くておいしい。 かぼちゃあんのようです。

   

家族の皆もおいしく食べてくれました。
あまいもん好きの父は特に気に入ってるようです。

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冬の川と安倍川もち

2013年02月25日 | 気になる事
ちょっと用事を済ませて近くの川へ、冬の川です。
今は寒々しいですが、春には桜が咲いてちょっとした穴場の桜名所なんですよ。

     

橋の真ん中にこんな立て看板があります。

     

注意を促すのはいいんだけど、ちょっと景観をそこなう感じが…。
かなりの関西弁がちょっと笑えます。

帰宅して、お昼ご飯に母の作った安倍川もちを食べました。
焼いてゆでたおもちに、黄な粉と砂糖をまぶしてある甘いおもち。 おいしい~!



なんで安倍川もちっていうのか気になったので辞書で調べてみました。

江戸時代、静岡県にある安倍川の茶店で出していたおもちが安倍川もちの由来だそうです。
徳川家康も好きだったとか。
長い道中歩いてきた旅人にとっても、とっても美味しかったでしょうね。

安倍川もち、たまに食べたくなる私の大好物のひとつです。

 

コメント (4)
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ツバメ日和

2013年02月24日 | 児童書
神戸の塩屋という海が見渡せる町が舞台の本を読みました。
 「ツバメ日和」   高科正信 作

     

塩屋駅前の小さな商店街、おそうざい屋さんをしている母と二人暮らしの明、そして、まんじゅう屋の息子夢吉。
小学4年生のこの二人の少年達の友情物語です。

おとなしく内向的な明と、おおらかであっけらかんとした夢吉のコンビがとってもいい。
空き地で梅の花の香りを吸い込みながら、夢吉のお店のイチゴ大福を食べたり、明のおかあさんが作ったコロッケを食べたり…。
二人で仲よくおいしいものを食べて、ただただぼんやりと過ごす。それがとても大切な時間ってところがよいなあ~。

     

この本を読んでると、夢吉のお父さんが作った黒豆大福や明のおかあさんが作った熱々のコロッケが食べたくなってきます。

ゆかいで、そして、ちょっとしみじみしたところもある素敵な物語でした。

この本のタイトルにもなってるツバメは鳥のツバメのことですが、私はツバメノートというノートを愛用してます。

   

読んだ本のおおまかなあらすじと感想などを書きとめてます。
レトロなデザインと紙質の良さ、書きやすさ、お気に入りのノートです。

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