愛車の走行距離が約6600kmとなり、最初に掲載したインプレを見直してみました。
赤字が追加、修正した部分です。
<ここが良い>
・低回転のトルクが厚い。6速でアイドリング走行しても問題ありません。
SBの2速スタートは、08年式1400GTRの1速スタートより気を使わないように感じます。(言い過ぎかも。。。)
・6速化により、走行時の回転数が下がり、よりゆったりした感じで走れます。
50~60km/hで走るのが快適です。(GTR、FJRはついつい70~80km位に)
・足つき性が良くなり安心感があります。
06年式SBでは踵までは着きませんでしたが、14年式は大丈夫です。
(当方は股下76~79cmのズボンを着用しています。)
・ホイールの軽量化が功を奏しているのか、乗り心地がモノサス(1400GTR、FJR1300)と比較しても遜色ないように感じます。
進化した点で、予想外で驚きでした。
ただし、開発責任者の方の話では、ホイール軽量化は前後合わせて500g程度とのこと。
車体の強度アップもかなり効いているのかもしれません。
・横風の影響が小さくなったように感じます。
06年式のSBや、08年式GTRに比べても安定しているように思います。
(06式SBと何が違うのか判りませんが、もしかしたら06SBに装着していたロングスクリーンの影響?)
・コーナリングが安定しており、切れ込むこともなくオンザレール感覚で安心感があります。
攻める方にはマイナス要素かも知れませんが。
06年式と比較すると、路面が荒れていてもハンドルが振られないのも進化した点です。
(06年式ではステアリングダンパーを検討したことがありまた。)
現在の走行距離は約6600kmで、タイヤが偏摩耗(サイド部が摩耗)してきているのですが、この特性は変わりません。
驚きです。
加えて、道路に縦溝が切ってあってもこれまでのバイクより影響が少ないように感じます。
・サイドスタンドで立てた状態から引き起こすのが楽。前車のFJRとの比較で特に感じます。
・ハンドルの切れ角が大きいので、狭い駐車スペースへの出し入れが楽になったし、これまでのツアラーより小回りがききます。
車幅も小さくなったので、すり抜けもこれまで程気を遣わなくて済むようになりました。
・シート下のスペースがそれなりにあるので、出かける際に役立ちます。
・排気音が低音系でかつ小さめなので耳障りでありません。
・カウルの組み方が変更されており、06年式では気になったカウルからのビビり音は今のところ出ていません。
・燃費とガソリン消費量が比較的正確で、スピードメーターの誤差も同様です。
・6速化したこともあり、これまで乗ってきたビッグマシンより燃費が良いです。
特に、4500kmを過ぎたあたり(3月中旬頃)から一段と良くなったように思います。
気温の影響か、当たりが付いたのか良く判りませんが、6600km時点での平均燃費は21.7km/Lで、最高記録は高速主体に400km強走った際の24.3km/Lです。
・アナログ式の速度計&回転計です。オジサンライダー(初老ライダー)には馴染み深くいメーターなのが良いです。
・Eパッケージなのでグリップヒーターが標準装備です。今年の冬は大活躍しています。
・ヘッドライトがLED化したので、球切れを気にせずに済みます。
明るさも、HIDに比較すると今一つですが、まずまずといったところでしょうか。
・
2006年式と比べると、バーエンドが重くなった効果なのかハンドルの振動が減りました。
ハンドルへの振動が無いわけではありませんが、気になる程度ではありません。
・胸から下、足元までの防風効果が意外とあります。
上半身はハーフカウル、下半身はそれに加えて幅の広いエンジンが貢献しているようです。
ジーパンや普通のズボンをはいて乗っても、裾のバタつきは少ない方だと思います。
但し、冬に高速を走ると、腿の上を風が撫でるように流れるので体感温度が低下します。
気温によってはオーバーパンツが必須です。
・06年式SBの経験を踏まえると、フルカウルのバイクに比べるとプラグ交換等のメンテは楽で、構造が単純なのでバイクの掃除もしやすいと思います。
・ABSの恩恵に預かったことがあるので、安全性確保の面で選択制でないのが良いですね。
<ここが今一つ>
・速度(エンジン回転数)にもよりますが、ミラーがかなりブレます。
(06SBもブレはありましたがこれほどではなかったような気がします。)
・センタースタンドで立てる際、サイドスタンドがやや邪魔になりまし、立てる際には気合が少し必要です。
コツがあって慣れてしまえば意外と簡単ですが、体重がある程度必要です。(当方は体重70kg)
・ハーフカウルでスクリーンも小さいため、防風効果が今一つです。
当然、虫がヘルメットのシールドに付着します。
フルカウルのGTRやFJRより劣るのは仕方がないですが。。。。。
カウルの形状を見直すのであればもう少しツアラー方向に振っても良かったのでは?
ワイバンコンフォートスクリーンが使える前提で購入したので大きな誤算でした。
ハーフカウルの形状が変わり、これまでのカスタムパーツが利用できないのが残念です。
・
以前、「スロットルオフした際に、グォグォグォグォ(ガガガガ?)という音と振動があり、その際のエンジンフィールは今一つです。が、愛嬌といっても良いかも知れません。」と書きましたが、現在はその症状が消えています。いつごろからか不明です。
・シート高が78cmと低いので、長距離を走ると膝の曲りがややきついように感じます。
・シートの硬さは、お尻が痛くなってどうしようもないと言う程ではありませんが、もうすこし何とかならなないものでしょうか。
現在は、リヤショックのプリロードを最弱にしており、これでかなり改善されました。
当方が乗ったビッグマシンの中ではGTRのシートが一番良いように思います。
・ギヤポジションを液晶に表示する仕様になりましたが、ニュートラルは速度計内の緑色のランプ点灯のみで液晶には何も表示されません、なんとなく違和感があります。
・黒色を選択しましたが、やはり傷が目立ちやすいです。
塗装の強度も低いように感じます。
・2006年式に比較してクオリティーの低下した部分があるのが残念です。
ブレーキ&クラッチのリザーバータンクの点検窓から金属プレートがなくなり見にくい。
サイドカウルの小物入れの蓋が、車体同色から素材むき出しになった。
タンデムステップフォルダーの表面処理が汚い。(06年式はもっと綺麗でした。)
ヘルメットフォルダー(キー式)がなくなった。(場所を変えればサイドケースがあっても大丈夫なはずです。)
黒色はカウルにHONDAの文字が無くなった。
・パーツの品質が海外生産のため?か品質が06年式より低下しており、品質管理も今ひとつです。
リヤサス左右ともオイル滲み。(交換済み)
フロントサスについても、左右ともオイル滲み。(交換済み)
購入直後、左リヤサスに手を触れたら塗装がはがれた。
ヘッドライトのリフレクターの塗装不良。
(先日のCBオーナーズミーティングに来ていた400ccを含む新型のざっと5割弱が不良品のようでした。交換済み)
クラッチプッシュロッド、チェーンガイドに腐食。
プッシュロッドのオイルシール下部からのオイル漏れ。
・あえて言えばというレベルですが、ハンドルがやや遠く感じます。もう少し手前だと個人的にはより楽なライポジになります。
・他のタイヤに比較して、サイド部分が中央より減りやすいように感じます。
<その他>
・LEDヘッドライトは特に明るいとは感じませんが、特に光量不足とも思いません。
電力消費量やメンテの面では明らかに優位なので良いと思います。5000rpm時の発電量はGTR(08年)で581W、FJRで590W、SBで475Wとなっており、SBが劣るもののその差をヘッドライトの消費電力が埋めています。
・2006年式のCB1300SB(非ABS)に比べてリヤブレーキの効きが良くなっています。
(何が違うのかよくわかりませんが強く感じます。開発責任者の方によれば変更点はないそうですが、明らかに違うと感じています。)
・シャフトドライブはメンテが楽でしたが、チェーンは定期的に注油が必要なので、少し面倒です。
それに余分に注油してしまうとオイルが飛び散り汚れるのが難点ですが、これは仕方ないですね。
・カスタムで、スクリーンにX-Crenn Sportを装着したところ、胸から上に風を受けていたいのが、肩から上に変わりました。
結構効果はありますが、一方で風を切る音がそれなりに増えます。
ロングスクリーンでないと両立は厳しいですね。
現在のタイヤの状態です。
サイド中央部の溝が消えかかっています。
フロントタイヤ
リヤタイヤ
06年式の小物入れと、クラッチリザーブタンクの窓に注目してください。
こちらが14年式です。
小物入れが黒色で塗装されていません。
クラッチリザーブタンクの窓です。
金属プレートが省略されています。
LEDヘッドライトが導入されましたが、交換品のパーツ代は10万円と高額です。
フレームの強度アップもあり、それらのコスト回収のためか、色々なところでコストダウンが図られているようです。