トドの小部屋

写真付き日記帳です。旅行記、本や美術展の紹介、俳句など好きなことをつれづれに。お気軽にどうぞ。

何者

2013-07-29 23:04:29 | 
朝井リョウさんの直木賞受賞作、「何者」を読了しました。就職活動中の若者5人を中心に物語が進みます。何者とは主人公、二宮拓人のツイッターの裏アカウント名。仲間に隠し、心の闇的な本音を吐き出していた場所だったけれど、それが就活仲間(!?)の一人に読まれていたことが、最後のほうでわかる。瑞月が隆良に、理香が拓人に言った痛烈な言葉が心地よかった。自分は自分にしかなれない。かっこ悪くても理想の自分に近づけるようにあがくしかないってその通りだと思う。そして、大切なことは面と向かって伝えることが大切だと思う。それにしても、就活はづくづく大変だって思います。うちの息子も苦労したから身につまされました。
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