トドの小部屋

写真付き日記帳です。旅行記、本や美術展の紹介、俳句など好きなことをつれづれに。お気軽にどうぞ。

トットチャンネルと小さいときから考えてきたこと

2017-12-20 10:51:10 | 
最近、黒柳徹子さんの著作を2冊読みました。「トットチャンネル」と「小さいときから考えてきたこと」です。「トットチャンネル」はNHK専属のテレビ女優第一号として活躍した若い頃の徹子さんの活動が多く語られていて、昭和の古き良き時代を思い起こさせる実話でした。徹子さんは6000人の応募者の中から選ばれた類まれな資質をお持ちだったことがよくわかりました。彼女の個性は誰にも真似ができないと思います。これらを読んだきっかけは、現在テレビ朝日で放送中の昼の帯ドラマ「トットちゃん」を見ていて、もっと徹子さんのことを知りたいと思ったからです。1981年に出版された「窓際のトットちゃん」は私もずいぶん前に読み、感動しましたが、それはベストセラーとなって、世界15か国語に翻訳され、更に広く読まれたことは皆さんもご承知と思いますが、彼女はその印税でトット基金を設立し、様々な社会福祉活動をなさっています。「小さいときから考えてきたこと」は、黒柳さんの幼ないころの思い出の「赤い松葉杖」から始まり、最後は「アフガニスタン報告」で終わります。彼女は日本人女性として初めてユニセフ親善大使に選ばれ、内戦で苦しむ多くの開発途上国に赴き、現地の子供たちの様子を見てそれを世界に伝えました。彼女らしい心の動きが感じられました。ノンフィクションですが、一つ一つが独立したエピソードで興味深く、1日で読み切ってしまいました。なかでも、「私ってLDだったの?」というエピソードは、とても興味深かったです。「君は本当はいい子なんだよ」と言ってくれたトモエ学園の小林校長先生。ご両親、特にお母様が徹子さんの良い資質を上手に伸ばしたと思います。次に図書館で予約した本は、最近書かれた徹子さんの「トットひとり」です。待っている人が他にもいるようなので、すぐに来ないと思いますが、気長に待とうと思います。インタビュー番組「徹子の部屋」は現在も継続中で、一人の司会者が続けた長寿番組として世界ギネスブックに登録されたそうですが、これからもお元気でご活躍いただきたいと思います。
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