トドの小部屋

写真付き日記帳です。旅行記、本や美術展の紹介、俳句など好きなことをつれづれに。お気軽にどうぞ。

STORIES@静岡県立美術館

2021-04-24 09:28:55 | 美術
昨日の金曜日に現在静岡県立美術館で開催中の「STORIES」という企画展を友人と観に行きました。ボランティア対象の内覧会で観ましたが、もう一度ゆっくりと観覧したく思っていたものです。新型コロナウィルスがますます広がりつつある状況ですので、静岡市内繁華街に行くことは避けていますが、静岡県立美術館は市街からかなり外れているので、コロナも来ないかなと思っています。それでも、入口にサーモグラフィと消毒薬が設置され、マスクは必須です。最近私は不特定多数の人と接する場所に出かけるときは、使い捨ての不織布マスクの上にさらにマスクを重ねづけしています。写真は美術館のそばにある外看板です。



会期は5月16日まで。静岡県立美術館の収蔵品について、学芸員さんが知っていることを語る企画展です。収蔵されるまでの経緯など裏話的な内容も含まれています。ニューヨークで作品を評価された若き日の草間彌生はドナルド・ジャッドと交流があったことを知りました。富士山の絵を多く描いたことで有名な和田英作の富士の絵、曾宮一念の「毛無山」、「毛無山連峰」「スペインの野」、川村清雄の「梅に親子雀」、「波」、石田徹也の「社長の傘の下」を始め、今回は展示室一杯に石田徹也さんの作品を観ることができました。石田徹也さんは焼津市出身の画家ですが、早逝されたため、それほど多くの作品が残されていませんが、遺族から21点の作品を寄贈されたそうで、私は彼の作品をこんなに多く観たのは初めてでした。また彫刻家、掛井五郎さんの作品もたくさん見ることができました。美術館へ登っていく坂の途中のプロムナードに鎮座している「蝶」は、ご自身のお母さんをモデルにされたそうで、そのお母さんの名前は旧かなづかいで「ちゃう」。逞しく美しいお母さんだったらしいです。バンザイクリフという彫像も印象的でした。静岡県立美術館収蔵の名品として有名な伊藤若冲の「樹花鳥獣図屏風」も第一室にドーンと展示されています。日本画、洋画、彫刻、現代美術など、様々な県美の収蔵品に関心のある人向きの企画展です。ストーリーズをじっくり読みつつ鑑賞しているとかなり時間がかかりまして、疲れました。なので、第7室はさら~っと観ただけで、出口付近のソファーで休憩しました。企画展を観る前に、館内レストラン「ロダンテラス」で食事を済ませておいてよかったです。お昼ご飯は11時開店と同時に入り、ゆっくりと楽しめました。



展示を観終わった後、甘いものが食べたくなって、美術館から徒歩圏内にあったカフェに入り、苺パフェを食べました。1100円の豪華なパフェ。とても美味しかったです。一人なら注文しないけど、2人なら食べようという気になるものですね。太りますけど・・・



閉塞感のある日常ですが、気を付けながら楽しみたいものです。

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