トドの小部屋

写真付き日記帳です。旅行記、本や美術展の紹介、俳句など好きなことをつれづれに。お気軽にどうぞ。

土人衆

2014-11-14 17:39:19 | つぶやき
10日、11日とご近所にお葬式がありました。静岡に来て驚いたのは、近所の方の葬儀があると通夜から告別式まで2日間、近所の人が手伝うこと。土人衆と呼ばれます。葬祭会館の職員が、いろいろ取り仕切ってくれるので、そんなに大変な手伝いではありませんが、その日ばかりは仕事があっても、文句なしに休暇を取り、手伝いにはせ参じるのです。それは、きっと昔から続いている慣習なんでしょうね。葬儀を終えて、出棺、火葬がすむと、お手伝いの人たちに、喪主からご挨拶&払いの席が設けられ、ご馳走をいただきます。先日の葬儀のご馳走は、量が多くて完食できず、更に、我が家は私一人の参列だったので、もう一人分のお膳がお土産につきました。ちょうど夫が熊野古道に行って夕飯は一人だったので、昼と同じお膳をいただきました。お昼に食べ過ぎたので、夜になってもお腹がすかず、おかずを半分くらい皿に盛って冷蔵庫にしまいました。翌日、夫と二人でそれを分けて食べました。同じ組の人たちが集い、協力するのもこんな時くらいだから、いい仕組みかもと思います。私は記帳の係でした。その晩、お腹がもたれたので、歩かないとおなかが空かないと思って、夕食後、8時過ぎに静鉄ストアまで、歩いていきました。せっせと歩いて片道25分でした。たくさん買うと帰りの荷物が重いので、少しだけ買い物をし、9時過ぎに家に帰ってきました。やっとお腹がすっきりしました。歩くのはいい運動ですね。
というわけで、12日の昼間、また散歩に出ました。同じ町内の十輪寺まで歩きました。お目当ては境内の銀杏の大木の黄葉だったのですが、まだ半分くらい緑でした。(-_-;)十輪寺は、境内にたくさんの白木蓮の木があり、春はモクレンを見に来る人が多いお寺ですが、普段はひっそりしています。本堂に木喰上人が彫った仏像が2体あり、自由に見学できます。仏像にお祈りした後、寺の南にある小山に初めて登ってみました。春はその小山も白いモクレンにきれいに彩られますが、秋は地味です。でも、山頂にあった木蓮観音様にお参りできたし、町内ののどかな眺めも良かったです。

山の東と南斜面はみかん畑でした。南の斜面から下の道に降りられないかと試みましたが、無理だったです。そこで大変だったのは、しばらく無理に降りようと下って行ったので、途中にあった「引っ付き虫」が靴や衣服に一杯ついてしまったこと!「野の花散歩」というサイトで、あれはコセンダングザという帰化植物だとわかりました。黒い棘のある細長い種が一杯あって、通りかかってちょっと触れるだけで、すごくたくさん引っ付いてきます。人間や動物にひっついて運ばれ、生育範囲を広げる仕組みなんでしょうが、我が家にあの嫌な野草が茂ったら大変なので、十輪寺の山門の外のコンクリのところで、丹念に取り除いてから家に帰りました。黄色い小花が咲きますが、きれいじゃないですよ。秋の野原は要注意です。
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