6月27日(水)今日は雨になりました。宿をゆっくり立って、JR五所川原駅の隣の津軽鉄道五所川原駅から9時32分発の1両編成の太宰列車に乗りました。津軽鉄道の五所川原駅はすごくレトロ。まるで太宰治の時代にタイムスリップしたよう。五所川原から津軽中里間を走る津軽鉄道は12月から3月はストーブ列車、7月8月は風鈴列車、9月10月中旬は鈴虫列車も走るそうです。車内ではアテンダントが太宰作品の一部を朗読してくれました。ドアの開閉はボタン操作です。金木で下車し、徒歩7分ほどで太宰治の生家で、今は太宰治記念館となっている「斜陽館」に着きました。青森県で4番目の大富豪、大地主であったという太宰治の父親が、太宰治が生まれる2年前に建てた豪邸です。青森ひばを使った贅をつくした造りで、階下11室、2階8室。宅地は約680坪の個人の邸宅とは思えない大きな豪奢な家でした。現在のお金で7億から8億をかけて建てた家だそうです。父は貴族院議員を務め、金融業を営んでいました。青年期の太宰は、自分の家の蓄財を小作農から搾り取ったと考え、悩んだようです。外は雨だったので、ゆっくりと邸内見学を楽しみました。仏間の津島家の仏壇のまばゆさ、大きさにも驚きました。展示された状態では扉は小さくたたまれていますが、特別注文のもの。蔵を利用した展示室には、家系図や、経歴、数々の家族写真がありました。太宰が愛用したという二重廻しの暖かそうなマントも見ました。
斜陽館を出る頃には、雨が止んだので良かったです。次に津軽三味線会館に歩いていきました。ここでは、津軽三味線の生演奏を聴きました。金木は津軽三味線の発祥の地だそうで、今も全国大会がここで開かれるそうです。津軽三味線の歴史を語る展示も興味深かったです。津軽三味線の創始者の「仁太坊」こと秋元仁太郎、仁太坊の弟子だった黒川桃太郎、仁太坊の最後の弟子だった白川軍八郎の説明を読みました。三橋美智也は、津軽三味線の神様とも呼ばれた白川軍八郎の教えを受けたそうです。お昼ご飯は太宰ラーメンを食べました。五所川原を13時25分発の普通電車に乗って五能線の鰺ケ沢で、下車。宿は「水軍の宿」です。早く着いたので、海岸近くまで散歩に行きました。日本海側は、風が強く一部の電車が運休になったそうでしたが、私たちは普通電車利用だったので大丈夫でした。夕飯は地酒付コースにしましたので、一人一本ずつ、安東水軍という冷酒が付きました。美味しい料理でした。
夕食後、ロビーで津軽三味線の生演奏をまた聴くことができました。三味線も上手でしたが、津軽弁でコミカルに話す人で楽しめました。
6月28日(木)鰺ケ沢駅を8時33分発の快速に乗り、五能線沿いの海岸美を楽しみながら東能代まで行きました。鰺ヶ沢は舞の海の故郷らしい。低気圧の影響か、強風で海は荒れていました。東能代で特急津軽2号に乗り換え秋田まで行きました。秋田着は11時44分。昼ごはんは秋田名物の稲庭うどんにしました。「無限堂」というガイドブックに載っていた店に行きました。ご馳走続きだったので、軽いシンプルなうどんにしました。ホテルは、ホテルメトロポリタン秋田。駅ビルから連絡通路でホテルに入れる便利なホテルで、設備も良く快適でした。バイキングの朝食も美味しかったです。ホテルに荷物を預けて観光しました。まず、久保田城跡という千秋公園に行きました。天守はありませんが、御隅櫓という小さなお城のような建物に入りました。入館料は100円。次に秋田市民俗芸能伝承館に行きました。ここでは、秋田の竿燈、梵天、土崎神明祭の曳山行事の展示を見ました。竿燈は実物大でかなりの重量があるようです。幼い頃から練習をするらしく、小学生低学年、高学年、中学生用など、大きさの違う竿燈もありました。ミニチュアの体験用の竿燈があったのでやりましたが、バランスがなかなか難しいです。
次に隣接する江戸時代の反物商家の旧金子家を見学しました。お昼が軽かったので、夫がおやつをほしがり、栄太楼というお菓子屋を見つけて入りました。隣が東海林太郎音楽館でしたので、先にそこを見学しました。栄太楼の社長が東海林太郎と知り合いで、しかも相撲力士の大鵬の奥さんが、栄太楼の社長のお姉さんという縁で、音楽館の一部が大鵬館にもなってました。思いがけないご縁で、いろいろ話を伺えました。最後に階下の栄太楼に入り、青饅頭と赤饅頭を2個ずつと、お茶までサービスしていただきました。すごく美味しかったので、5個入りの赤饅頭、青饅頭と葡萄のゼリーを買いました。ホテルへの帰り道で強い雨が降り出して、しばらく居酒屋の軒下に入り雨宿りしました。日本海側は梅雨前線が北上して、不安定な天気だったです。夜は雨に降られずに済むよう、駅ビル内の「秋田比内地鶏や」という店で、極みご膳という比内鶏の親子丼の定食を食べました。
6月29日(金)静岡に帰る最終日です。午前中に秋田県立美術館に行きました。藤田嗣司の絵を堪能できました。戦前に、資産家の平野政吉という人と藤田は美術館をつくるつもりで建設途中まで行ったのですが、大戦をはさみ実現できずにいたところ、秋田県立美術館となって2013年にリニューアルオープンした美術館です。平野政吉コレクションの藤田嗣司の絵画を中心に観ることができました。なかでも、「秋田の行事」という藤田の大きな壁画と乳白色の裸婦の絵はとても素敵でした。妻を亡くした藤田の寂しげな自画像もありました。美術館のカフェからの眺めも良かったです。
秋田発12時13分の秋田新幹線こまち20号で東京へ。東京着は16時4分なので、かなり長い乗車でした。駅弁を車内で食べました。こまちは全席指定なのですが、指定席券を持たない人も乗っているらしく、デッキや洗面所内で立っていて驚きました。今回の旅で素敵だったのは、リゾートしらかみという列車でした。大きな窓で、座席の間隔が広く、ゆったり食事ができます。まるで外国の電車のようでした。全席指定で私たちが乗ったしらかみ4号も全席完売でした。こまちも全席完売でした。平日の旅行者はシニア世代が多いです。長旅でちょっと疲れましたが、無事に帰宅できました。他の写真はフォトチャンネルを作りましたので、ご覧くださいませ。
斜陽館を出る頃には、雨が止んだので良かったです。次に津軽三味線会館に歩いていきました。ここでは、津軽三味線の生演奏を聴きました。金木は津軽三味線の発祥の地だそうで、今も全国大会がここで開かれるそうです。津軽三味線の歴史を語る展示も興味深かったです。津軽三味線の創始者の「仁太坊」こと秋元仁太郎、仁太坊の弟子だった黒川桃太郎、仁太坊の最後の弟子だった白川軍八郎の説明を読みました。三橋美智也は、津軽三味線の神様とも呼ばれた白川軍八郎の教えを受けたそうです。お昼ご飯は太宰ラーメンを食べました。五所川原を13時25分発の普通電車に乗って五能線の鰺ケ沢で、下車。宿は「水軍の宿」です。早く着いたので、海岸近くまで散歩に行きました。日本海側は、風が強く一部の電車が運休になったそうでしたが、私たちは普通電車利用だったので大丈夫でした。夕飯は地酒付コースにしましたので、一人一本ずつ、安東水軍という冷酒が付きました。美味しい料理でした。
夕食後、ロビーで津軽三味線の生演奏をまた聴くことができました。三味線も上手でしたが、津軽弁でコミカルに話す人で楽しめました。
6月28日(木)鰺ケ沢駅を8時33分発の快速に乗り、五能線沿いの海岸美を楽しみながら東能代まで行きました。鰺ヶ沢は舞の海の故郷らしい。低気圧の影響か、強風で海は荒れていました。東能代で特急津軽2号に乗り換え秋田まで行きました。秋田着は11時44分。昼ごはんは秋田名物の稲庭うどんにしました。「無限堂」というガイドブックに載っていた店に行きました。ご馳走続きだったので、軽いシンプルなうどんにしました。ホテルは、ホテルメトロポリタン秋田。駅ビルから連絡通路でホテルに入れる便利なホテルで、設備も良く快適でした。バイキングの朝食も美味しかったです。ホテルに荷物を預けて観光しました。まず、久保田城跡という千秋公園に行きました。天守はありませんが、御隅櫓という小さなお城のような建物に入りました。入館料は100円。次に秋田市民俗芸能伝承館に行きました。ここでは、秋田の竿燈、梵天、土崎神明祭の曳山行事の展示を見ました。竿燈は実物大でかなりの重量があるようです。幼い頃から練習をするらしく、小学生低学年、高学年、中学生用など、大きさの違う竿燈もありました。ミニチュアの体験用の竿燈があったのでやりましたが、バランスがなかなか難しいです。
次に隣接する江戸時代の反物商家の旧金子家を見学しました。お昼が軽かったので、夫がおやつをほしがり、栄太楼というお菓子屋を見つけて入りました。隣が東海林太郎音楽館でしたので、先にそこを見学しました。栄太楼の社長が東海林太郎と知り合いで、しかも相撲力士の大鵬の奥さんが、栄太楼の社長のお姉さんという縁で、音楽館の一部が大鵬館にもなってました。思いがけないご縁で、いろいろ話を伺えました。最後に階下の栄太楼に入り、青饅頭と赤饅頭を2個ずつと、お茶までサービスしていただきました。すごく美味しかったので、5個入りの赤饅頭、青饅頭と葡萄のゼリーを買いました。ホテルへの帰り道で強い雨が降り出して、しばらく居酒屋の軒下に入り雨宿りしました。日本海側は梅雨前線が北上して、不安定な天気だったです。夜は雨に降られずに済むよう、駅ビル内の「秋田比内地鶏や」という店で、極みご膳という比内鶏の親子丼の定食を食べました。
6月29日(金)静岡に帰る最終日です。午前中に秋田県立美術館に行きました。藤田嗣司の絵を堪能できました。戦前に、資産家の平野政吉という人と藤田は美術館をつくるつもりで建設途中まで行ったのですが、大戦をはさみ実現できずにいたところ、秋田県立美術館となって2013年にリニューアルオープンした美術館です。平野政吉コレクションの藤田嗣司の絵画を中心に観ることができました。なかでも、「秋田の行事」という藤田の大きな壁画と乳白色の裸婦の絵はとても素敵でした。妻を亡くした藤田の寂しげな自画像もありました。美術館のカフェからの眺めも良かったです。
秋田発12時13分の秋田新幹線こまち20号で東京へ。東京着は16時4分なので、かなり長い乗車でした。駅弁を車内で食べました。こまちは全席指定なのですが、指定席券を持たない人も乗っているらしく、デッキや洗面所内で立っていて驚きました。今回の旅で素敵だったのは、リゾートしらかみという列車でした。大きな窓で、座席の間隔が広く、ゆったり食事ができます。まるで外国の電車のようでした。全席指定で私たちが乗ったしらかみ4号も全席完売でした。こまちも全席完売でした。平日の旅行者はシニア世代が多いです。長旅でちょっと疲れましたが、無事に帰宅できました。他の写真はフォトチャンネルを作りましたので、ご覧くださいませ。