人類平和と愛!
人間の尊厳を守る人道活動
マイノリティ・インクルージョンソサエティ
幸福社会創造に向けたSDGs
など、全地球ベースでのスローガンの理念は尊く、ほとんどの人が「表面的」には支持されるのではないでしょうか。(一部、そうでない人がいるのも人間社会ではありますが...)
でも、こうした「建前」とは別に、個々の様々事情が絡んでくると「本音」が見え隠れするのも人間社会です。
丁度一年前の2019/7に、久しぶりにロンドンワーケーションに行った折、ロンドンの中心地で150万人の人出となったPride in London (LGBT人権運動)そして、その翌日にはPride Black in London が開催されていました。(ビフォアコロナでもの凄い盛り上がりも賑わいでした!)
ダイバーシティ&インクリュージョンが唱えられる社会で、こうしたキャンペーンが「社会意識を変革」してゆく好機になれば良いのですが、そうなっていない社会の現実にどのように向き合ってゆくかは、私たち一人ひとりの心の中の問題でもあります。
格差や差別の無い社会創りは、SDGs活動にも委ねられている「人類のミッション」ですが、まだまだ『本音』と『建て前』の狭間で揺れる「社会意識」、というより個々の「人間意識」がかなりあるのも現実です。
アメリカで起きた、白人警察官の黒人への尋常ならざる取締りと殺害に、根深い「人種差別」意識が露呈たのは記憶に新しいところです。
総論では『ダイバーシティ』を尊重し賛成する『建て前』がある一方で、利己的『ユニバース・ファースト』的な『本音』を唱えるケースも少なくありません。
『ダイバーシティ&インクリュージョン(多様性と受容)』を唱えながらも、心中では「ダイバーシティ&エンデュランス(多様性と忍耐)」といった本音が見え隠れする組織意識もあるのではないでしょうか。
私自身、総務仕事の中でLGBT(SOGIともいわれます:Sexual Orientation and Gender Identity →性指向と性のアイデンティティの頭文字から撮った言葉)の方への職場環境対応をしていた経験からも、組織社会の「建て前」と「本音」を感じる事がありました。
大切な事は、私たち一人ひとり「自立した大人」として、思い込みや聞きかじりの「わかったつもり」や、メディアに踊らされるのでなく、自分自身の「人生観」や「価値観」、そして「人間観」を 自分自身の「心眼」で見て感じてみる事です。
心の声が「本音」を告げて初めて「理解」や「腹落ち」が出来るようになるもの。
ロルフ・ドベリの『Think Clearly 』には、ヒントがたくさん詰まっています。