『責任』とは何でしょうか。
少し古い話しにはなりますが、以前、「桜を見る会」の名簿改竄をめぐり、責任は「役人」にあるとの政治家意識が報道されました。
『細かいことは政治家に分かるわけないでしょ』
さて、『政治主導』を謳いながらのこの発言!
責任とは「(細かい事が分からなくても)権限を持つ者が取るもの」では?
「主導」とは「権限」を持つことでもあるはず(やや曖昧ではありますが...)
権限と責任はセットです。
日本の組織社会の「責任意識」も似たところありますよね。
組織での責任の取り方と取らせ方!
俗な言い方ですが「トカゲのシッポ切り」的な場面はよくある景色です。
組織社会で「正義感」を持ちすぎると、色々と大変な事に対峙してゆく事になりますから、「Well Balanced doing 」意識を持っておく事も大切です。
転じて、『人生の責任』とは何でしょう。
私は、人生100年時代の今、私たち一人ひとりが命ある限り生きてゆく「責任」には、
・社会責任
・家族責任
・尊厳責任
を意識すべきと考えています。
「社会責任」とは、簡単に言えば人間が寄合う集団や組織等の中で、他者にさまざまな「迷惑」をかけない責任。
「迷惑」定義はさまざまですが!
「家族責任」とは、大袈裟に言えば、「種族保存」の責任。要は、日本社会の少子高齢化の根幹にある問題である「出生減少」。
家系を繋いでゆく本源的責任。
人間さまざまな事情があるので、一概に「責任」と言いきれものではないかもしれませんが。
そして、「尊厳責任」
ちょっとわかりにくい観念ですが、要は、人として自分を大切にする「責任」です。
どんなことがあっても「自己肯定感」を持ち、「命」を全うする責任。
尊厳は「生きる権利」でもあり、それに伴う「責任」が尊厳責任!
エイジレス・ライフデザインで大切な、人生に対する責任意識を持って日々を過ごすと、幸福そよ風を感じられるかもしれません。
〈青山オフィスの夏空〉