ハッピーライフ デザイン

幸せな人生をデザインしてゆく「羅針盤」ブログです

心身健康社会をつくる!

2020-08-13 12:38:00 | 日記



「エイジレス・ライフデザイン」の心得ノート その71

2020-08-13 12:36:00 | 日記

『心身健康社会』の基盤は「食」「睡眠」 と「心理的安全」のウェル・バランシング!

「心身健康社会」を支えるもの!

それは社会で働き暮らす人たちの「食育」と「最高の睡眠」、そして「心理的安全」つまり、暮らしのへ不安やストレスがコントローラブルである事にかかっていると言っても過言ではありません。

今日は、「食」と「睡眠」、そして「心理的安全環境」について考えてみたいと思います。

先ずは「食育」から。
「食育」とは、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てること(Wikipediaより) とあります。

2005年(平成17年)6月10日、食育基本法が成立しました。食育によって国民が生涯にわたって健全な心身を培い、豊かな人間性を育むことを目的としていています。食育基本法では、「食育を、生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきものと位置付けるとともに、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てる食育を推進することが求められている」としています。

食育は、国民が生涯にわたって健全な心身を培い、豊かな人間性を育むことができるようにするために重要なテーマです。

私たちの生活は、ライフワークバランスを意識しつつ「働き方改革」を推進しているものの、まだまだ現実は「仕事」中心の生活を余儀なくされています。

コロナ禍で暮らしの環境は劇的に変わりはじめてはいますが、コロナ前には日本企業で働く企業戦士たち、特に、裁量労働で働く人たちは、概ね一日の大半を会社で過す人も多くいます。独身者の場合、朝、昼、晩全て外食する人もいました。

仕事をする為に「食べる」行為は、とりわけ外食ランチにおいては、美味く、早く、安くを考え、栄養バランスやカロリーを意識せずに、とりあえず腹持ちする食事をする事が多いのではないでしょうか。
斯かる日々を過している結果、生活習慣病になってしまうリスクがあります。

そもそも論ではありますが、会社の生産性を上げるには、社員のモティベーション維持が不可欠です。
社員のモティベーション維持には、社員一人ひとりが、心身共に健康であり働く喜びとやり甲斐感を持てる事が不可欠です。
社員の健康維持には、バランスの取れた食生活の習慣化と健全な精神衛生の管理が不可欠です。

然しながら、バランスのとれた食生活は、本人の自覚と固い意識、更には家族の協力無くして実行する事は簡単ではありません。
食育は会社外で取り組む課題、と思われがちですが、私は、一日の大半を過す会社に於いてこそ「食育」を考えるべきではないかと思います。

食生活に対する意識改革を企業の責務として実施し、社員意識を変えてゆく取組こそ企業の「食育」なのです。

例えば、社食のある企業において社食で提供される食事は、社員の健康を考慮した栄養バランスを考えてメニューが作られており、社員は無意識のまま健康バランスに配慮された食事を取る事ができます。残業に備え、夜食を提供する社食メニューも同様です。

社員の生活習慣病予防を「食育」により実践する「場」として「社員食堂」の価値を見直し、社員の心身健康支援策を推進する事が、会社活力の向上の一助になると思います。

次に「睡眠」について考えてみましょう。

当たり前の事ではありますが、人間は、夜は寝て、陽が昇り朝になれば起きて生活や仕事等の活動をするのが自然体(仕事によっては必ずしもそうではありませんが....)です。

昼過ぎには活動バイオリズムがやや低下し、その後夕方までは再活性化する時間帯となり、そのテンションは夜まで続きます。

そして就寝に向けてリラックスしながら睡眠に入るサイクルで1日を過ごします。人間には「体内時計」があると言われています。旅行や出張で時差のある海外地域に行くと「時差ボケ」をします。これも「体内時計」があるからです。

こうした現象は、人間や動植物の運動や生理現象にみられる約24時間を周期とする内因性のリズムであり、「サーカディアンリズム(概日リズム)」と言われています。

このリズムを良好に維持してゆくのに大切な要素が「睡眠」です。

「スタンフォード式最高の睡眠」は、睡眠医学の第一人者である西野教授が、「睡眠」のメカニズムと最高の眠り方を分かり易く解説されています。

寝入りばなの90分の大切さ!

睡眠の90分周期とは!

ノンレム睡眠とはレム睡眠!

睡眠不足や眠りを抑えた場合の影響には
・インスリン分泌が悪くなり糖尿病を招く
・食べ過ぎを抑制する「レプチン」ホルモンがでず、太る
・食欲を増す「グレリン」ホルモンがでて太る
・インスリン量交感神経の緊張状態が続いて高血圧になる
・精神が不安定になり、鬱病、不安障害、アルコール依存、薬物依存の発症率が高くなる。
......といった健康への影響が出てくるとのこと。

人間は眠らずには生きてゆけません。
最適な眠りは心身の健康を支え、暮らしや仕事の充実度を高めてくれます。

でも、なかなか眠れなかったり、どうもスッキリ目覚めない....とか、私たちの日常の悩みはたくさんありますよね。

その原因は、「心理的安全」が満たされていない環境での暮らしや仕事にあったりします。

最後に「心理的安全性」について考えみましょう。この領域は、私が監査役として関与している株式会社ZENTech (https://zentech.jp/)のチーフサイエンティストである石井遼介さんの「心理的安全性のつくり方」(2020/9/1発売予定)がとても参考になりますのでご紹介します。

-quote-

(内容紹介Amazonより)
いま組織・チームにおいて大注目の心理的安全性とは「何か」から、 
職場・チームで高めるアプローチ方法をつかめます! 

Googleのプロジェクトアリストテレスで、チームにとっての重要性が一気に認知された「心理的安全性」。 
本書ではその心理的安全性を理解し、心理的安全性の高い職場を再現できるよう、 
そのアプローチについて日本の心理的安全性を研究してきた著者が解説します。 

これまで心理的安全性はチームにとって重要なことだけが伝わり、 
指標もなくただ漠然とした概念だけが先行して語られてきました。 
そして先行した概念は人づてに伝わり、誤解を生み出しながら広まっています。 

本書では心理的安全性が「ヌルい職場」ではなく、健全な衝突を生み出す機能であることを解説し、 
日本における心理的安全性の4因子「話しやすさ」「助け合い」「挑戦」「新奇歓迎」を紹介します。 

また、研究でわかった心理的安全なチームリーダーに必要な「心理的柔軟性」と、 
4因子を活性化させるためのフレームワークを解説。 

さらに読者特典として、データサイエンティストでもある著者が開発した、 
組織診断サーベイ『SAFETY ZONE®』で心理的安全性を計測できます! 

本書によって曖昧に語られてきた心理的安全性が共通言語となり、 
指標化とアプローチ方法によって具体的かつ効果的な高め方を導き出せます。

-Unquote-

私が意識している「心理的安全性」とは、わくわく幸福感を感じながら、ネガティブな忖度や斟酌をせずに「自分らしく」仕事や暮らしを送ってゆける環境と意識の場です。

「心身健康社会」の基盤となるものです。

真夏の心理的安全性を醸す『青空とひまわり』