沖縄県内スーパー最大手のサンエー(宜野湾市)と衣料品製造・販売のパイプニット(うるま市)は14日、県産の月桃を使ったかりゆしウエアを共同開発したと発表した。
月桃の成分を定着させた繊維を素材に使うことで抗菌防臭や紫外線のカット、保湿の効果が期待できる。
月桃が持っている効果を発揮できるかりゆしウエアの開発は初めてという。
かりゆしウエアの原料には、日本月桃(那覇市)が県内で有機栽培している月桃が使われている。
葉の部分を蒸留して月桃の成分を含んだ「葉水」を抽出、繊維生産などを手がけるオーミケンシ(大阪府)の技術で布地に定着させた。
月桃の葉水を定着させた布地で検査すると、菌の発生率を抑えられたほか、9割以上の紫外線のカットや肌の保湿ができるなどの結果が出たという。
サンエー衣料部の糸数昌哉氏は「県産品の月桃の魅力を広めていきたい」と強調した。
パイプニットの瑞慶覧昭専務は「月桃を使ったかりゆしウエアの販売で沖縄の農業活性化もできる」と話した。
かりゆしウエアは限定1700枚。
販売は男性用が14日から、女性用は5月下旬を予定。
価格は男性用が9200円(税抜き)、女性用が7600円(同)。
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月桃 沖縄では「サンニン」という。
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