本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
令和に改元し最初の「初日の出」が年の瀬とともに迫っている。
第11管区海上保安本部は県内の初日の出の予想時刻をホームページなどで発表した。
11管によると、県内で最も早く初日の出が見られるのは午前7時ごろ、南大東村の日の丸山展望台。沖縄本島では午前7時12分に国頭村の与那覇岳山頂、次いで勝連城跡やニライカナイ橋が同14分ごろとなっている。毎年多くの観覧者が集まる南城市の知念岬公園では、久高島の南側から同15分ごろ日が昇り始める。県内で最も遅いポイントは、同30分ごろの与那国町の東埼。
日の出は水平線と太陽の上辺が重なる時刻で、日が昇る方角は東南東。11管の野田秀樹海洋情報監理課長は「ホームページの情報を参考に、大切な方々と一緒に最高の日の出を迎えてほしい」と話している。
沖縄気象台によると、元旦の天気予報はくもり時々晴れ(28日現在)、高気圧の範囲内で雲はあるが、日の出が見える可能性はあるという。
沖縄に到着して笑顔を見せる中国客ら=27日、那覇空港
*-*-*-*-*-*-*
沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB、下地芳郎会長)は27日、中国・重慶との路線開通を祝う歓迎セレモニーを那覇空港で開いた。122人が搭乗した初便の到着を出迎え、OCVB職員やミス沖縄2019のスピーナ瑛利香さんらがパンフレットや記念品を配った。
重慶―那覇は中国国際航空が週3便で運航する。
初来沖という中国人男性(40)は「沖縄美ら海水族館に行く。民宿に泊まって沖縄の文化を体験したい」と話した。
---------------------------------------------
重慶市
沖縄県文化観光スポーツ部が26日に発表した11月の入域観光客数は前年同月比0.5%増の79万9200人となり、11月としての過去最高を更新した。
1~11月の累計は940万8800人となった。
年末年始の国内航空予約状況が好調に推移するなど12月も例年並みの70万人前後を確保することが予想され、2019年の暦年で1千万人を超える見通しが示された。
11月の観光客数は、前年におきなわ技能五輪・アビリンピックが開催された反動もあり、国内客は前年同期比0.7%減の60万100人となった。
外国客は、大型クルーズ船の寄港増などを要因に同4.2%増の19万9100人だった。
10月31日の首里城火災による影響が懸念されたが、県は11月の観光客数については影響はなかったと分析している。
これに対し日韓関係悪化の影響を受けている韓国からの観光客は、同87.2%減の5500人と低迷が続いている。
中国客はクルーズ船寄港が前年より9回多い20回だったことから、同76.3%増の6万1700人と大きく増加した。12月も前年を15回上回る21回の寄港が予定されている。
県文化観光スポーツ部の新垣健一部長は「韓国市場について、春以降は便の回復の話が出るなど明るい兆しがある」と指摘した。
琉球銀行(那覇市、川上康頭取)は24日、県内ホテル事業者の人材不足解消に向けた取り組みとして、ミャンマーからの人材を県内企業に紹介する連携体制を発表した。
ミャンマーで人材派遣事業などを手掛けるジェイサット(ヤンゴン、西垣充代表)、人材派遣センターオキナワ(當山司社長)と連携し、沖縄でのホテル勤務を希望するミャンマー人の発掘・育成から県内企業への紹介まで一貫した体制を組み、「特定技能」の在留資格を持つ外国人人材を観光業界に送り込む。
既にカヌチャベイリゾート(名護市、白石武博社長)への紹介を通じて2人の受け入れが決まり、2020年度中の勤務開始を予定する。
ジェイサットは来年2月までに、沖縄のホテルでの勤務向けの人材を養成する「専門クラス」をミャンマーで開設する予定。1年かけて語学やホテル業界用語のほか沖縄の文化、風習についても学ぶ。最大40人のクラスを2クラス設け、3年間で120人の送り込みを目指している。
琉銀と人材派遣センターオキナワは沖縄側の対応窓口となり、県内のホテル事業者からの相談やとりまとめを担う。
就労後の教育制度を紹介の条件として企業に求めるなど、外国人が働きやすい環境も整える。
川上頭取は「ミャンマーには優秀な人材がたくさんいる。企業とのマッチングで良い循環ができるようにしていきたい」と話した。