沖縄県那覇市の第一牧志公設市場の移転、建て替えに伴い同市場組合が6月7~9日、市場2階で感謝祭を開催する。
千円で飲み物2杯と食べ物1品が楽しめる「せんべろ」を初めて行う。
10店舗がメニューを提供する。7日は午後3時から8時まで。8、9日は正午から午後8時まで。
第一牧志公設市場は6月16日に現市場での営業を終える。
7月1日に現市場近くの「にぎわい広場」に仮設市場が開場する。
2022年度に現在と同じ場所に新市場が完成する予定。
沖縄県那覇市の第一牧志公設市場の移転、建て替えに伴い同市場組合が6月7~9日、市場2階で感謝祭を開催する。
千円で飲み物2杯と食べ物1品が楽しめる「せんべろ」を初めて行う。
10店舗がメニューを提供する。7日は午後3時から8時まで。8、9日は正午から午後8時まで。
第一牧志公設市場は6月16日に現市場での営業を終える。
7月1日に現市場近くの「にぎわい広場」に仮設市場が開場する。
2022年度に現在と同じ場所に新市場が完成する予定。
大潮の満月前後の夜、大量に産卵するミドリイシサンゴの仲間=22日、午後10時20分ごろ、渡嘉敷村阿波連ビーチ(松田崇さん撮影)
渡嘉敷村阿波連ビーチで22~23日の夜、サンゴの産卵を地元のダイビングショップ「リラックスアイランド」代表の松田崇さん(46)が確認した。
サンゴは、1年に1度だけ、5~6月の大潮時の満月前後の夜に卵と精子を海中に出して受精する。
松田さんは、22、23の両日午後10時ごろ、阿波連ビーチのサンゴ産卵を調査中にミドリイシサンゴ、スギノキミドリイシ(枝サンゴ)の大量産卵を確認した。/(米田英明通信員)
慶良間諸島国立公園!渡嘉敷島の阿波連ビーチ
珊瑚の産卵/Coral Spawning 10年前の2009/05/27 に公開の動画
国指定重要無形文化財「琉球舞踊」保持者の島袋君子さんの下で稽古に励むマリン・スコグランドさん(中央)=28日夜、那覇市安里
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スウェーデンの芸術家マリン・スコグランドさん(44)が自国の奨学金制度を利用し、芸術活動につなげるために沖縄で琉球舞踊やコンテンポラリーダンスを学んでいる。沖縄の自然や文化に魅了されたスコグランドさんは「琉舞で新しい動きを学べた。これからの新しい作品に生かしたい」と手応えを実感。今後の創作活動に生かし、将来的にはスウェーデンや沖縄で公演する夢を抱く。
スコグランドさんは沖縄科学技術大学院大学(OIST)で研究科長を務める父のウルフ・スコグランド教授が2010年に沖縄に赴任したことで、初めて来沖。これまで4回訪れている。
スウェーデンとは違う海や水に囲まれた湿潤な気候、独特な文化に引かれ、自身の芸術活動に生かそうとスウェーデン政府の「日本の社会研究奨学金財団」に応募し、奨学金を得ることができた。
琉球舞踊は島袋流千尋会の島袋君子家元から学び、組踊も鑑賞、コンテンポラリーダンサーの平良彦太さんと面談し創作活動に向けて調査、沖縄の要素を作品に加えスウェーデンの人々に沖縄へ関心を持ってもらいたいという。作品ではOISTが県内各地で録音した自然の「音風景」(サウンドスケープ)を使うことを検討している。
28日はOIST職員のクーパー・マイケルさん(48)、知念亜美さん(36)の協力で通っている島袋さんの琉舞練場で稽古に励んだ。
島袋さんは「踊りを覚えるのは早いし、研究熱心だ。負けてられないね」と笑う。見よう見まねで懸命に琉舞を身につけようとするスコグランドさん。「琉舞そのものは難しいが、自分の芸術表現に取り入れたい。沖縄文化で深みや多様性を取り入れたい」と話し、創作に意欲を見せている。(仲村良太)
文化庁の宮田亮平長官(左から2人目)から認定書を伝達された下地敏彦宮古島市長(左)、宮良保・島尻自治会長(同3人目)、平良孝一郎・野原部落会長=27日午後、文化庁
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文化庁は27日午後、伝統行事「来訪神 仮面・仮装の神々」として昨年11月にユネスコ無形文化遺産に登録された「宮古島のパーントゥ」など全国10行事の保護団体の代表者らに認定書を伝達した。
伝達式典に出席した宮古島市の宮良保・島尻自治会長は「これまでは小さな集落の小さな行事だったが、今後は世界各国の見物客が楽しみにしていると思う」と期待した。平良孝一郎・野原部落会長は「文化遺産の名に恥じぬよう、地域でも継承をして頑張っていきたい」と話した。
下地敏彦宮古島市長は「宮古島のパーントゥは宮古島の宝だ。一生懸命地域を支援していきたい」と述べた。
伝達式で宮田亮平文化庁長官は「来訪神行事が地域、家族の絆が結ばれるきっかけになっている。世界に誇る、地域に根ざした文化を大いに発信してほしい」と呼び掛けた。
【琉球新報電子版】
再整備が計画されている市場中央通りの第1アーケード=23日、那覇市
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第一牧志公設市場の建て替えに伴い、沖縄県那覇市が同市場の周囲3面のアーケードを撤去する件で、その一つである市場中央通り第1アーケードの関係事業者らが同アーケードの再整備に向けて動き始めている。
事業者らは4月に「市場中央通りアーケード協議会」を立ち上げた。
県外の事例を参考にアーケードのデザインや管理手法などについて勉強会を重ね、2019年度内に基本計画をまとめる。新たな同市場が完成する22年度のアーケード完成を目指している。
一方、市はアーケード設置に対する補助事業や設置基準をつくる方針だ。
第1アーケードは同通りの入り口から約50メートルの区間で、第一牧志公設市場と水上店舗に接している。勉強会と計画づくりの費用は市頑張るマチグヮー等支援基金の活用を申請している。
第一牧志公設市場建て替えに伴い撤去されるアーケード以外にも、中心商店街のアーケードは老朽化が進んでいる。市場中央通りアーケード協議会事務局の宇田智子さんは「他の通り会がアーケードを再整備する際のモデルになれたらいい」と話す。
第一牧志公設市場の建て替えに伴い、市は松尾東線、松尾19号の一部アーケードも撤去する。市は関係事業者に補償を行うが、アーケードの再整備は事業者に判断を委ねている。市によると、両アーケードの関係事業者の意見は現時点でまとまっていない。
中心商店街のアーケードは1970~80年代、旧ダイエー那覇店(ダイナハ)の開業に危機感を強めた商店街の事業者たちが設置した。建築基準法や消防法などに違反しており、再整備に当たり適法なアーケードに変える必要がある。