沖縄三線.com

沖縄のことあれこれ。

やんばる急行バス 安さ人気、乗客5倍 外国客が6割

2016-07-31 08:52:15 | ニュース

沖縄中央観光(今帰仁村、宮城勇社長)が運行している那覇空港や本部町の沖縄美ら海水族館などを結ぶ路線バス「やんばる急行バス」の利用者数が急増している。

運行を始めた2013年の年間利用者数は約1万人だったが、15年は約5倍の5万人と大幅に伸び、16年は前年比1・5倍の7万5千人を見込んでいる。

同社は名護市と那覇市間の直行バスや本部半島と古宇利島を結ぶ小型バスの運行も視野に入れる。路線バスとしては県内初となる2階建てバスを那覇空港-美ら海水族館路線に8月1日から導入する予定だ。

同社によると、運転免許証が日本国内で認められないため、レンタカーが利用できない中国人客ら外国人客がやんばる急行バスを利用する例が多く約6割を占める。地元客と国内客がそれぞれ約2割という。

やんばる急行バスは県内唯一の那覇空港と今帰仁村の運天港をつなぐ路線バスで、途中で本部港や沖縄美ら海水族館、今帰仁城跡入り口なども経由する。現在1日15便を運行しているほか、那覇空港と沖縄美ら海水族館間を直行する予約バスも1日2便ある。

料金は那覇空港から運天港までの片道運賃が2千円と安く、他社の路線バスを使用すると、名護市内での乗り換えも兼ねた運賃は片道3千円を超える。

急行バスを始める前に貸し切りバスの個人事業を経営していた宮城社長は「貸し切りバスで本部港に来たとき、那覇からの路線バスがないことに気付き、地元の利便性を考えて事業を始めた」と説明する。

14~15年にかけて中国人客らの利用が大幅増となり、現在満席となる便も多い。宮城社長は「外国人客の増加は不思議に思った。たぶん口コミでの利用が多いだろう」と推測する。

さらに、北部地域内での交通の不便さを解消するため、同社は本部半島内をつなぐコミュニティーバスの運行も考えている。宮城社長によると、特に今帰仁村と古宇利島間の路線開設に要望が多いとした。

同社は現在乗り合いバス11台を有し、8月1日から2階建てのバスも1台導入する予定。2階建てバスは予約バスとして運行し、飛行機の席をイメージした3列シートで個人客も気軽に利用できる。(呉俐君)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

琉球舞踊団 沖縄PR 中国で音楽祭

2016-07-30 07:32:45 | ニュース

沖縄芸能連盟(玉城秀子会長)が派遣した琉球舞踊団が参加している音楽祭「2016成都国際友城青年音楽週」の開幕式が29日夜、中国四川省成都市の東郊記憶公園であった。

今年は過去最大規模となる海外19カ国の29団体と中国の40団体が参加している。

開幕式では琉球舞踊団を代表して玉城節子団長と神谷武史さんが登壇した。

琉装で沖縄文化をPRし、紅型の美しさに引かれた各国の参加者から記念撮影を求められた。

玉城さんは「沖縄も各国に引けを取らないと自信を持った。いよいよ明日から本番なので頑張りたい」と話した。

/【中国成都市=伊佐尚記】

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

りゅうぎん紅型コンテスト 大賞に有山さん

2016-07-27 08:20:35 | ニュース

第25回りゅうぎん紅型デザインコンテスト」(琉球銀行主催、琉球新報社共催、日本トランスオーシャン航空協賛)の審査会が26日、那覇市の琉球銀行本店で開かれた。

一般枠の大賞に宜野湾市の有山(ありやま)誠さん(55)の「かくれんぼ」、未来枠の優秀賞に首里高校3年の湧川朝晃(ともあき)さんの「ちゃーがんじゅー」が選ばれた。

一般枠に27点、未来枠に19点の計46作品の応募があった。

作品展が8月2~7日、那覇市の県立博物館・美術館県民ギャラリーで開かれる。入場無料。

その他の入賞者は次の通り。(敬称略)
【一般枠】技術賞 有馬憂莉(那覇市)「月夜の貝」▽デザイン賞 座波千明(那覇市)「空を泳ぐ」▽奨励賞 神野俊一(那覇市)「山原の森からの旅立ち」、平良紗矢野(那覇市)「チチヌユー(月の夜)」

【未来枠】優良賞 崎山遊(首里高3年)「海中の華」▽審査員特別賞 當山由華(首里高3年)「古の舞い(いにしえのまい)」、前原信智(那覇西高2年)「今と未来」

第1回から第24回までの最優秀賞作品はこちらで見れます。←クリック

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

元THE BOOMの宮沢和史さん、沖縄民謡を保存・CD化へ

2016-07-24 04:05:53 | ニュース


「島唄」を国内外でヒットさせたロックバンド「THE BOOM」の元ボーカルで音楽家の宮沢和史が沖縄民謡の保存に向け、歌手約250人から269曲を録音した。10月までに250曲ほどに絞り込んでCD化し、“音の教科書”として沖縄県内図書館や海外県人会に寄贈する。「沖縄民謡は音楽の力を証明する宝だと考えている」と、後世に託す価値を語る。(学芸部・松田興平)

2012年から沖縄県内のスタジオなどで収録を開始。故登川誠仁や知名定男、古謝美佐子、新良幸人らの一流からセミプロに依頼して録音に立ち会った。経費を自身で賄って石垣島や宮古島、南大東島へも出向いた。

「沖縄の音楽が素晴らしいのは宮廷音楽の古典と市民目線の民謡が両輪で歌い継がれているところ。民謡の息遣いをきちんと音で残したかった。国をまたいで継承されてほしい」と動機を語る。

10月にある「第6回世界のウチナーンチュ大会」の際、海外県人会に配布する予定で、現在は各楽曲の使用許可の整理などを進めている。

三線で奏でられる琉球音階は県内外を問わず親しまれる。沖縄民謡の魅力を曲の幅広さと曲数の多さという。

「内地の民謡は労働歌がほとんど。沖縄は恋の歌から生活の歌までとても多彩。内地でもカラオケへ行ったとき、沖縄の曲の多さにびっくりする」と顔をほころばせる。

 宮沢の歌へ向き合う姿勢は平和希求の思いと重なる。「沖縄は戦争で焦土となっても、人々はカンカラ三線を弾いて歌っていた。内地やアメリカの文化が舞い込んでも、民謡はなくならなかった」と歌の力に尊敬の念を込める。

「厳しい時代を乗り越えて残った民謡だからこそ、基地がなく、戦争がない平和な沖縄でいつまでも歌い継がれてほしい」と音源を記録することに意義を見いだす。

一方、民謡の個人的な定義を「その時代のJ-POP」と言う。「その時、多くの沖縄の人々の心を一番つかんだ歌が『民謡』だと思う。それは今で言うポップス。BEGINや夏川りみの歌は100年たったら民謡と言われているかもしれない」と柔軟に解釈する。

ほぼ全曲の録音に立ち会った宮沢。座敷の音楽として親しまれていた歌、広い会場などで披露されていた歌など、多様な出自の楽曲に立ち会った。曲によって歌い手の歌唱法や演奏技法も異なることが分かった。

「何より僕が勉強になった。この経験はかけがえのない財産」と充実感をにじませた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

世界のウチナーンチュ大会 開幕まで100日

2016-07-19 06:02:05 | ニュース

「第6回世界のウチナーンチュ大会」の開幕まで19日であと100日となった。10月27~30日(26日に前夜祭)の大会期間中、沖縄セルラースタジアム那覇を主会場に多彩なイベントが催され、海外参加者5300人以上、国内参加者500人以上、延べ入場者約42万人の大会になる見込みだ。

「ウチナーの 躍動・感動 世界へ響け!」をキャッチフレーズに、沖縄独自のソフトパワーを国内外に発信し、その魅力と可能性を活用して沖縄の未来を切り開いていくことを示す大会を目指す。

第5回大会を機に発足した世界若者ウチナーンチュ連合会は、世界若者ウチナーンチュ大会を10月20~23日に県内で開催する。

第6回世界のウチナーンチュ大会実行委員会事務局は18日、開催100日前記念イベントを西原町のサンエー西原シティで開催。マスコットキャラクターの笠丸が、参加を呼び掛けた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする