国道58号「名護東道路」が7月31日に全線、暫定2車線で開通
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内閣府 沖縄総合事務局 北部国道事務所は6月30日、整備を進める国道58号「名護東道路」世冨慶IC(イターチェンジ)~数久田IC間の延長2.6kmを、7月31日に暫定2車線で開通することを発表した。2012年に伊差川IC~世冨慶ICが同じく暫定2車線で開通しており、名護東道路6.8km全線が暫定2車線で開通することになる。
名護東道路は沖縄自動車道(E58)と名護市や沖縄北部地域を結ぶ自動車専用道路で、沖縄道を経由し、那覇空港や那覇港などと、本部・今帰仁・国頭などの沖縄本島北部地域を結ぶことで、北部地域の活性化を図ることを目的として整備されている道路。
また、全線暫定開通と併せ、数久田ICと沖縄自動車道(E58)許田ICの間にある道の駅「許田」前の信号機を廃止。沖縄道と名護東道路の間をノンストップで走行できるようにする。
今回の開通により、沖縄道 許田ICと今帰仁城跡の間は約2割、大宜味村の道の駅「おおぎみ」の間は約3割の時間短縮になると試算されているほか、本道開通による交通分散を図ることで、名護市内の交通混雑緩和も見込まれている。
また、2019年から進められている道の駅「許田」のリニューアルについても一部供用を開始。一部は引きき整備が進められることになるが、完成後は国道58号の海側空間と南側の国道用地を活用して駐車収容台数を164台から約270台に拡張するほか、高速バスなどが停留できるバス停を整備。
名護湾に沈む夕日などを望める展望テラスの新設や、道路情報コーナーやトイレなどの訪日外国人への対応が施されている。