【沖縄】アナタにはわかる!?激ムズ沖縄弁【秘密のケンミンSHOW極公式|2022年7月7日 放送】
NEW!!!!Vol.636【ティンクティンクYouTube生配信】
三線の持続可能な継承探る リアルサウンドビューイングでデジタルアーカイブ
プロの演奏ぶりをデジタル保存した装置を取り付け、三線単体でいつでもどこでも「生」演奏が聴けるようにするプロジェクトが進んでいる。今後、沖縄県内での実証実験を経て実用化を目指す。(学芸部・屋良朝輝)
テレビ東京の番組「田村淳のTaMaRiBa」の企画で、同局と日本IBM、ヤマハ、県三線製作事業協同組合などが参加する「三線の持続可能な継承プロジェクト」の一環。ヤマハが開発したシステム「リアルサウンドビューイング」を使用する。
今年3月、琉球古典音楽野村流保存会の仲村逸夫さんや三線奏者のよなは徹さん、民謡歌手の石嶺愛莉さんが静岡県のヤマハ本社を訪れ、それぞれ3曲を収録した。
演奏の音源データを細かい振動に変換する「アクチュエーター」を三線に取り付けることで三線を振動させ、弦を弾くことなく演奏を再現できる。三線の後ろに設置されたスクリーンに奏者の映像を映し出し、臨場感を演出する。
13日、那覇市のホテルであったお披露目会で、仲村さんは「バチ(爪)や弦の擦れる音までしっかり聞こえ、再現度が高く驚いた。楽器自体が鳴っているのを実感する」と、驚いた様子。よなはさんは「面白い取り組み。まだまだ始まったばかりなので、さらに改良していけばいろんな場面で音楽を楽しめる」と話した。
同組合の仲嶺幹事務局長は「CDとは違い、三線本来の音色を表現できており画期的。新しい使われ方に触れて、三線に興味を持つ人が増えてほしい」と期待を込めた。日本IBMの矢野裕佳さんは「今後、県内のホテルや飲食店などで実証実験を進めていきたい」として、システムを貸し出す事業者を募集している。
問い合わせは番組TaMaRiBa、電話080(2798)5702。
【宜野湾市編】ティンクティンク アッチャーアッチャーSeason2(琉球朝日放送2023年6月30日放送)