南西地域産業活性化センター(石嶺伝一郎会長)は29日までに、県全体と県内市町村別人口動向について調査リポートをまとめた。2015年6月1日時点と10年10月1日時点の人口を比較した。
市町村別で増加数が最も多かったのは、那覇市の5012人増だった。増加率では与那原町の12・0%増が最高となり、市街地化が進むベッドタウンの増加が目立った。
県全体は2・4%増の142万6190人。1972年の日本復帰後、一貫して増加を続けている。社会増は海洋博覧会の開催や80年代のバブル景気などの動きと連動し増減を繰り返してきたが、自然増が全体を押し上げている。
ただ12年は65歳以上の人口数が初めて0~14歳を上回り、近年高齢化が鮮明化している。
市町村別の増加数では、那覇市に次いで豊見城市の4189人増、宜野湾市の3485人増が多く、本島中南部の都市部が上位を占めた。減少数が最も多かったのは宮古島市の722人減、久米島町の479人減、国頭村の383人減と続いたが、それぞれ県外からの転入者は増えた。
増加率は高い順に与那原町、中城村の10・6%増、八重瀬町の7・9%増と続いた。それぞれ他市町村からの転入者が多く、都市部周辺に人口が流入している現状が浮かんだ。減少率が最も高かったのは多良間村の10・8%減だった。
担当者は「各自治体が地方創生総合戦略を策定する際の参考にしてほしい」と語った。
8月中には2060年までの推計人口をまとめる予定だ。
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位置関係
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さんしんは沖縄三線.comで。
市町村別で増加数が最も多かったのは、那覇市の5012人増だった。増加率では与那原町の12・0%増が最高となり、市街地化が進むベッドタウンの増加が目立った。
県全体は2・4%増の142万6190人。1972年の日本復帰後、一貫して増加を続けている。社会増は海洋博覧会の開催や80年代のバブル景気などの動きと連動し増減を繰り返してきたが、自然増が全体を押し上げている。
ただ12年は65歳以上の人口数が初めて0~14歳を上回り、近年高齢化が鮮明化している。
市町村別の増加数では、那覇市に次いで豊見城市の4189人増、宜野湾市の3485人増が多く、本島中南部の都市部が上位を占めた。減少数が最も多かったのは宮古島市の722人減、久米島町の479人減、国頭村の383人減と続いたが、それぞれ県外からの転入者は増えた。
増加率は高い順に与那原町、中城村の10・6%増、八重瀬町の7・9%増と続いた。それぞれ他市町村からの転入者が多く、都市部周辺に人口が流入している現状が浮かんだ。減少率が最も高かったのは多良間村の10・8%減だった。
担当者は「各自治体が地方創生総合戦略を策定する際の参考にしてほしい」と語った。
8月中には2060年までの推計人口をまとめる予定だ。
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