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闘ヤギ場常設し自立支援に 西原町の障がい者就労支援事業所「ちむてぃち」

2018-04-30 15:14:48 | ニュース

沖縄県西原町の障がい者就労支援事業所「ちむてぃち」(東江貴広所長)は28日、同町幸地に常設の闘ヤギ(ヒージャーオーラセー)場を主体とした障がい者事業(A型)による複合施設「ちむてぃち商店街」を開設した。常設の闘ヤギ場の設置は県内で初めて。同事業所は「闘ヤギという沖縄の新たな観光資源を生かし、障がい者の自立に向け収益を確保できる施設を目指したい」としている。

施設は約1320平方メートル。金網で囲った闘ヤギ場の周囲は食堂と観戦席があり、ヤギ汁(1200円)、中味汁(800円)、イカスミ汁(800円)の他、全国各地から取り寄せた缶詰を調理してその場で食べられる。

初日もヒージャーオーラセーが実施され、角と角がぶつかり合う音に歓声が上がった。同商店街で飼育するヤギの他、飼育農家が連れてくるヤギも参加できる。飼育農家を支援するため、外部から参加したヤギが勝てば700円、負けた場合も300円を所有者に支払うという。

闘ヤギ場への入場料はソフトドリンク代として150円。闘ヤギは定休日の月曜日を除き、正午、午後3時、午後6時、午後8時の計4回観戦できる。試合は1回につき3~4組。

隣接する販売場では、施設利用者が製造した化粧品や米粉そばなどを販売しているほか、昆虫の樹脂標本作りも体験できる。シーグラスやサンゴを使ったアクセサリー作りの体験教室やフリーマーケットもある。精神障がいや知的障がいなどのある45人の人たちが、ヤギの世話や食堂の運営、体験教室の指導、フリーマーケットの販売担当などを担う。

シーグラスのアクセサリー作り体験を担当する宮城こずえさん(49)は「オープンしたばかりでどれくらい人が来てくれるか不安はあるが、闘ヤギやアクセサリー作りを楽しんでほしい」と話す。フリーマーケットを担当する又吉幸恵さん(25)は「準備も大変だったが、みんなで協力し合っていい商店街にしたい」と来場を呼び掛けた。

ちむてぃち商店街は西原町幸地1083の1。

問い合わせは(電話)098(945)0148、090(3418)5561(関根)。

/(松堂英樹)

下は闘山羊参考動画

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ジュゴン「県獣に」1.1万筆 市民有志、県に署名届ける

2018-04-30 02:53:25 | ニュース

ジュゴンを「県獣」に定め、10月5日をジュゴンの日と制定するよう求める市民有志が27日、沖縄県環境部に大浜浩志部長を訪ね、25日までに集めた署名1万1394筆を提出した。呼び掛け人の盛口満沖縄大教授は「ジュゴンは人との関わりが深い動物だ。ジュゴンを守ることで生態系全体を守ることにつながる。県民意識を喚起してほしい」と述べ、制定の意義を強調した。

大浜部長は「県もジュゴンを調査している。保全活動につなげたい」と述べた。県獣指定について「全県的な盛り上がりが必要だ。知事に伝え、内容を十分に確認したい」と述べるにとどめた。

1万1千超の署名のうち、2171筆はインターネットで集まり、アメリカやドイツなど世界48カ国から寄せられた。

要請には水中カメラマンの横井謙典さんや北限のジュゴン調査チーム・ザンの鈴木雅子代表やライターの浦島悦子さんも出席した。

署名の呼び掛け人は海生哺乳類研究者のエレン・ハインズ博士(サンフランシスコ州立大)や、歌手の加藤登紀子さん、古謝美佐子さんらが名を連ね、署名活動を続ける。

問い合わせはチーム・ザンの鈴木代表(電話)090(8032)2564。

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1966年、琉球切手にもなっています。

「琉球切手 ジュゴン」の画像検索結果

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高卒内定率96%で最高 県内 今春、大卒は83%

2018-04-30 02:49:02 | ニュース

沖縄労働局(安達隆文局長)は27日、今春の県内新規学卒者の就職内定状況は、高校生が96%(前年同期比2・7ポイント増)、大学生が83・7%(前年同期比4・1ポイント増)と、いずれも過去最高値を更新したことを発表した。

安達局長は内定率が上昇している理由について「観光業やそれに伴う建築業での人材不足が主な理由だと考えられる」と述べた。


 

一方で専修学校などの就職内定率は88・7%で、前年同期比5・8%減だった。同局は留学生の内定率が悪いことなどが要因として考えられるとの見方を示した。

安達局長は「引き続き大学や高校と連携して就職を支援していきたい。一方で依然として未就職者もいるため、新卒応援ハローワークなどを活用してほしい」と話した。

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沖縄在来大豆で新商品 今帰仁、タンカンゼリーも

2018-04-27 22:57:52 | ニュース

農業生産法人あいあいファーム(今帰仁村、木村修社長)は26日、県内で生産量が減少し、ほぼ流通していない沖縄在来種大豆の栽培を強化し、島豆腐やみそ、しょうゆなどの開発を目指す6次産業の新構想を発表した。

琉球大学などの協力を得て栽培を進め、5月下旬にも収穫する。

県産フルーツを加工した新商品、あいあいファーム施設のカフェのリニューアルも発表した。

木村社長が1月に就任し、新たな経営戦略として示し、「今帰仁を盛り上げていきたい」と語った。


タンカンを原料とした、てぃーあんだーゼリー=4月26日、今帰仁村湧川

栽培する大豆は青ヒグと高アンダー。

沖縄総合事務局の資料によると、県内の大豆作付面積は1950年代に6000ヘクタールあったが、2014年に1ヘクタールまで減少。

島豆腐などの原料大豆は輸入に頼る状況だ。加力謙一取締役は「沖縄の伝統的な食文化を守りながら、6次産業を発展させたい」と説明した。

新商品では、地元の乙羽岳で栽培したタンカンを原料に、豊かな風味を楽しめる「てぃーあんだーゼリー」(税別300円)、堅いゼリー状の「てぃーあんだーキャンディー」(同350円)などを開発した。

あいあいファームは旧湧川小学校跡地を利用し、レストランやカフェ、農産物収穫、宿泊可能な複合施設を運営する。

開発商品やファームで栽培した野菜などを購入できる。

 

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日本代表で国際芸術祭出演 八重瀬の獅子舞、棒術、舞踊、世界へ 芸能団、ベトナムへ出発 

2018-04-25 23:18:39 | ニュース

出発前に記念撮影する県八重瀬伝統獅子舞芸能団の団員ら=25日午前8時45分、那覇空港国際線ターミナル

ベトナムのフエ市で開かれる国際芸術祭「フエ・フェスティバル2018」に参加するため、八重瀬町の伝統芸能実演家ら25人で構成された県八重瀬伝統獅子舞芸能団(神谷武史団長)が午前、那覇空港を出発した。

芸能団は26日から29日まで現地で八重瀬町友寄と志多伯の獅子舞や棒術、小城の棒術、舞踊などを披露するほか、ワークショップを行い、八重瀬や沖縄の伝統文化を世界に発信する。

出発式では神谷団長のあいさつが行い、「多くの皆さんに支えられて今日を迎えることができた。八重瀬町の民俗芸能を世界に披露できることに誇りを持って、しっかりと伝えていきたい」と意気込んだ。

新垣安弘八重瀬町長は「体調管理に気をつけて頑張って来て下さい」と激励のあいさつを述べた。

フエ・フェスティバルは「文化遺産の統合と発展」をテーマに世界20カ国以上が参加する。

同芸能団と沖縄・ベトナム友好協会が参加を計画。県内企業の協賛などを経て実現した。今回日本からは同芸能団のみ招待されている。

【琉球新報電子版】

 

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