県文化観光スポーツ部が19日に発表した2014年1~11月の入域観光客数によると、前年同期比10・3%増の650万7千人で、13年の暦年(1~12月)観光客数641万3700人を上回り、過去最高を更新した。同部担当者は「ことしの暦年入域観光客数は、初の700万人到達がほぼ確実」とみている。円安の影響などで外国人客が61・1%増の82万8800人と過去最高を記録し、全体を押し上げた。
11月までの国内客の累計は5・5%増の567万8200人。国内、外国人客ともに、航空路線の拡充やクルーズ船の寄港回数増が全体を押し上げた。円安で海外旅行を控える動きもあり、国内客による沖縄旅行の需要が高まっている。
11月単月では9・9%増の56万4500人となり、26カ月連続で前年を上回った。そのうち外国人客は68・4%増の5万6400人、国内客は5・8%増の50万8100人だった。
11月の外国人客は、全体の30・5%を占める台湾が79・2%増の1万7200人、韓国が2・2倍の1万5100人、中国本土は43・1%増の7300人。航空路線の拡充や機材の大型化などが影響した。
国内客は全体の49・0%を占める東京方面からの修学旅行など団体客が多く4・1%増の24万9200人、関西方面は格安航空会社(LCC)の利用が好調で10・6%増の9万4800人だった。
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