補修作業が完了した首里城の大龍柱=30日午後、那覇市
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昨年10月の首里城(那覇市)の火災で焼け跡に残った「大龍柱」の補修作業が終わり30日、報道陣に公開された。
大龍柱は竜をかたどった一対の柱。
首里城公園内のプレハブ小屋で約2年間展示し、正殿復元の際に新たにつくる大龍柱の見本とする。その後も、火災の記憶を伝える史料として展示を続ける方針。
内閣府沖縄総合事務局によると、熱によるひびに樹脂を注入して接着し、剥がれそうな部分はステンレス棒を挿入して固定した。
大龍柱はそれぞれ高さ約3・1メートル、重さ約1トン。
沖縄・与那国島の細粒砂岩を彫刻し、とぐろを巻いて鎌首をもたげた竜が正殿正面で向かい合っていた。
(共同通信)