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中国宅配大手が沖縄進出 ANA国際物流ハブを活用

2014-11-05 21:28:13 | ニュース

中国大手の運輸会社、申通快遞(セントンクアイディ)(本社・上海、陳徳軍社長)は、11月中旬に国際物流拠点産業集積地域(国際物流特区)那覇地区に現地法人「申通エクスプレスジャパン」を設立し、那覇空港を中継拠点(ハブ)とする全日本空輸(ANA)の国際航空貨物事業を活用した宅配便事業を展開する。同社の日本での法人設立は初めて。

深夜に上海発、沖縄を経由して翌日には日本国内に配送が可能な沖縄国際物流ハブを活用することで、リードタイム(発注から納品までの期間)の短縮を図りサービスの向上につなげる。

申通快遞は中国の電子商取引(EC)最大手のアリババグループと提携し、同社のネット通販配送の4割を担っている。日本企業がアリババのネット通販で注文した中国製工業製品のサンプルや急ぎの製品の輸送を本格的に手掛けていく方針。

さらに、衣類や生活雑貨などの日本製品をネット通販で購入する中国の消費者向けの配送でも物流ハブを活用する。事業展開に当たってはアリババのサイト上で申通エクスプレスの高速輸送サービスを紹介し需要を開拓する。

県は3年前から申通快遞の誘致に取り組んでおり、13年9月には同社の陳社長らが沖縄を視察し、沖縄進出に意欲を示していた。

現地法人で取締役に就任予定の水谷昌弘氏は「沖縄国際物流ハブは5周年を迎え就航都市も増加、魅力を感じている。ハブを積極的に利用し、中国や日本の顧客に喜ばれるサービスを展開したい」と話し、今後は沖縄を中継拠点に東南アジアなどへの事業展開も視野に入れる。

申通快遞の沖縄進出について県は「中国の大手企業が沖縄を拠点に事業展開することで、東アジアの物流拠点としてのステージがさらに前進する」と歓迎する。

現地法人は国際物流特区那覇地区の1号棟に入居する予定で数人を現地採用する。県は10月初旬に審査会を開き、入居を内定している。(桑原晶子)

<用語>申通快遞
 中国の大手運輸会社。1993年設立。現在、中国国内で支社1100社、営業所8千カ所超を運営している。従業員数は15万人に上る。13年に中国物流企業トップ10に入っている。


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サンシンもアリババで販売しようかな。

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