沖縄県は12日、しまくとぅばの普及で中核的機能を担う「しまくとぅば普及センター」を那覇市の県庁8階・県文化振興課内に設置し、開所式を実施した。県から業務委託を受けた県文化協会が運営し、非常勤のセンター長と常勤職員4人で構成する。波照間永吉県立芸大名誉教授がセンター長を務め、しまくとぅば普及に向けた総合窓口機能や人材バンクの設置、出前講座などを実施する。ホームページも開設する予定で、しまくとぅばを普及する人材のデータベース化にも取り組む。
開所式で看板を設置した波照間センター長は「各地のしまくとぅばを組織的、効果的に普及させていく結節点として活動を進めたい。沖縄各地で取り組んでいる(しまくとぅば普及の)運動を支援する。うちなー文化のルネサンスが迎えられるようにしたい」と強調した。
県文化観光スポーツ部の嘉手苅孝夫部長は「センターは少数精鋭でコントロールタワーとなりながら、しまくとぅばの普及、継承を加速させたい」とあいさつした。
センターに関する問い合わせは県文化協会(県文化振興課内)(電話)098(867)4746。
英文へ→OPG opens Shimakutuba Promotion Center
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