全国の小中学生を対象にこのほど、オンラインで開催された「キッズAIプログラミングコンテスト」(主催・グーグル)で、ヤンバルクイナの事故防止のため、鳴き声を音声認識させて車の運転手に知らせる作品「ヤンバルクイナ危機一髪」を作成した沖縄アミークスインターナショナル小5年の小川りりかさん(11)がファイナリストに選ばれ、優秀賞を受賞した。
作品は、人工知能(AI)にヤンバルクイナの鳴き声を学習させ、鳴き声を感知すると発光ダイオード(LED)や音声が働き、近くにヤンバルクイナがいることを運転手に知らせて事故を防止する仕組み。小川さんは幼稚園の頃からプログラミングを学び、夏休みの約1カ月で作品を作った。
祖母と一緒に北部へヤンバルクイナを見に行ったことが作品のきっかけだった。絶滅危惧種のヤンバルクイナが交通事故に遭う問題を知り、解決したいと思ったという。
製作期間中は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため外出自粛が呼び掛けられていたため、ヤンバルクイナの鳴き声を動画サイトで集めるなど工夫した。
小川さんは優秀賞を受賞したことについて「うれしかったけど、グランプリが取れなくて悔しかった」と、はにかんだ。「(プログラミングで)人だけじゃなく動物も助けられるようなことをしたい」と笑顔で話した。
琉球新報
Maker Faire Tokyo 2020 Day1
小川さんプレゼンは、3時間40分あたりから始まります。
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