クリスマスイブの24日、沖縄地方は南からの暖かい風と晴天の影響で国頭村奥、宮城島、渡嘉敷島、南城市糸数、南大東島旧東、与那国島の6地点を除く各地で25度以上の夏日となった。クリスマスイブに那覇で夏日を記録したのは26年ぶり。
沖縄気象台によると、東シナ海にある低気圧の影響で気圧の谷となった沖縄地方に暖かい風が流れ込んだことに加え、日照があったことから気温が上昇したとしている。各地で平年より3・5度から6度高い気温を記録し、名護で25・4度、那覇で25・5度、宮古島で25・8度、波照間島志多阿原で27度を観測した。11月上旬並みの気温となった。
大勢の観客で連日にぎわう「木下大サーカス」の豊見城市豊崎タウン特設会場でも「暑いので半袖を着た」と話す人の姿も見られた。
夜も最低気温が平年より3度前後高く、暖かいクリスマスイブとなった。浦添市の経塚ゆいまーるセンター通りではイルミネーションが点灯。約400メートルの通りが色鮮やかに輝き、多くの人が楽しんだ。市内に住む高校2年の女子生徒は「初めて来た。すごくきれい」と話し、友人とスマートフォンのカメラでシャッターを切っていた。
25日以降は、大陸から高気圧が張り出し寒気が流れ込む影響で最高気温は平年通りの約20度にまで下がり、湿った空気の影響で曇りと晴れの天気になるとしている。
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