こんにちは。堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。
先日、ある通信制高校の先生とお話する機会がありました。私立の通信制の学校というと、数年前にどこの地域だったか忘れましたが通信制の学校の不祥事がニュースなどで大きく報道された印象が強く、あまりいいイメージを持っていませんでした。
この不祥事の件についてもお話させていただきましたが、やはり中には、子どもたちのことを優先するのではなく、学校の利益を最優先するやり方をするところもあるんだなと思いました。実際にあの事件では、多くの子どもたちが被害者となりました。通信制の学校と言えば、全日制の学校に行くことができなかったり、不登校であったり、高校を中退していたりと、いわゆる大きなレールからそれてしまった子どもが多く、そういった子どもたちをサポートしていく側の人間が不正をしてしまうのは本当に悲しいですね。こういうことが起きるから、保護者の方々も何を、どこを信じて相談していいのかわからなくなってきてしまうのです。
ですが、今回お話させていただいた学校の先生は、私のそんなイメージを完全に覆してくれるほど、子どもたちのことを真剣に考えておられ、そして熱く語ってくれました。
一番印象に残った言葉は、「世間が持っている不登校のイメージを変えたい」というものでした。私もこれには完全に同意で、このブログでも何度か書かせていただいています。不登校という言葉が広く知られるようになっても、いえ、そうなったからこそなんでしょうか、「不登校の子ども=ややこしい子ども」という目で見られてしまいます。犯罪を犯したわけでもなく、ただそれぞれなんらかの原因で学校に行けなくなっただけなんです。そういう世間の目が、どれほど子どもたちやその家族を苦しめているか。
不登校の子どもたちも、疲れ切って使い尽くしたエネルギーが、徐々にたまっていき、また頑張ってみようと動き出すときがきます。その中には、もう一度高校進学を目指す子ども、さらには大学進学を目指す子どももたくさんいます。ですが、いきなり集団の中に飛び込むことがしんどい子どももいますので、そういった子どもは通信制の高校に進学するケースも多いです。そういった意味では、通信制の高校が増えることは、不登校の子どもにとって選択の幅が広がりますのでとても良い傾向だと思います。
問題はいくつかあり、勉強の計画を立てることができないのもその1つです。受験勉強や受験そのものを経験したことがなければ、与えられた課題や勉強をすることはできますが、志望校に合格するために、いったいどういう勉強が必要で、どれくらい勉強しなければならないかを自分で判断することができません。また、いざ大学に行くとなるとほぼ毎日通わなくてはならず、他人と接しないといけないので、そういった生活習慣が身についていないとそれがしんどくなってしまうことも考えられます。ですから勉強だけでなく毎日家から出て誰かと接することに慣れていくことも必要になってくるでしょう。
こういった問題を解決していくためには、学校だけでなく、学校と塾や予備校、そしてできれば行政も協力し合っていくことが重要です。私自身も、ONE-Sとしても何か協力できることがあれば、ぜひさせていただきたいと思っています。
ONE-SのHP
先日、ある通信制高校の先生とお話する機会がありました。私立の通信制の学校というと、数年前にどこの地域だったか忘れましたが通信制の学校の不祥事がニュースなどで大きく報道された印象が強く、あまりいいイメージを持っていませんでした。
この不祥事の件についてもお話させていただきましたが、やはり中には、子どもたちのことを優先するのではなく、学校の利益を最優先するやり方をするところもあるんだなと思いました。実際にあの事件では、多くの子どもたちが被害者となりました。通信制の学校と言えば、全日制の学校に行くことができなかったり、不登校であったり、高校を中退していたりと、いわゆる大きなレールからそれてしまった子どもが多く、そういった子どもたちをサポートしていく側の人間が不正をしてしまうのは本当に悲しいですね。こういうことが起きるから、保護者の方々も何を、どこを信じて相談していいのかわからなくなってきてしまうのです。
ですが、今回お話させていただいた学校の先生は、私のそんなイメージを完全に覆してくれるほど、子どもたちのことを真剣に考えておられ、そして熱く語ってくれました。
一番印象に残った言葉は、「世間が持っている不登校のイメージを変えたい」というものでした。私もこれには完全に同意で、このブログでも何度か書かせていただいています。不登校という言葉が広く知られるようになっても、いえ、そうなったからこそなんでしょうか、「不登校の子ども=ややこしい子ども」という目で見られてしまいます。犯罪を犯したわけでもなく、ただそれぞれなんらかの原因で学校に行けなくなっただけなんです。そういう世間の目が、どれほど子どもたちやその家族を苦しめているか。
不登校の子どもたちも、疲れ切って使い尽くしたエネルギーが、徐々にたまっていき、また頑張ってみようと動き出すときがきます。その中には、もう一度高校進学を目指す子ども、さらには大学進学を目指す子どももたくさんいます。ですが、いきなり集団の中に飛び込むことがしんどい子どももいますので、そういった子どもは通信制の高校に進学するケースも多いです。そういった意味では、通信制の高校が増えることは、不登校の子どもにとって選択の幅が広がりますのでとても良い傾向だと思います。
問題はいくつかあり、勉強の計画を立てることができないのもその1つです。受験勉強や受験そのものを経験したことがなければ、与えられた課題や勉強をすることはできますが、志望校に合格するために、いったいどういう勉強が必要で、どれくらい勉強しなければならないかを自分で判断することができません。また、いざ大学に行くとなるとほぼ毎日通わなくてはならず、他人と接しないといけないので、そういった生活習慣が身についていないとそれがしんどくなってしまうことも考えられます。ですから勉強だけでなく毎日家から出て誰かと接することに慣れていくことも必要になってくるでしょう。
こういった問題を解決していくためには、学校だけでなく、学校と塾や予備校、そしてできれば行政も協力し合っていくことが重要です。私自身も、ONE-Sとしても何か協力できることがあれば、ぜひさせていただきたいと思っています。
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