個別指導塾 ONE-S(ワンズ)のブログ

堺市上野芝にある個別指導塾です。進学から補習、不登校の子どもの学習サポートなど、さまざまな子どものニーズにこたえます

Shall we dance ?

2017-09-23 10:58:36 | 教室から
こんにちは。堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。

先日新聞で、大阪府立登美丘高校のダンス部がすごいという記事を見ました。登美丘高校は堺市にある高校ですので、私の塾生もこれまでに数多く受験していてよく知っているんです。ダンスの全国大会というのがあり、今年は惜しくも準優勝だったのですが、去年まで2年連続で優勝していたらしいのです。実際動画で見たのですが、そのクオリティの高さに驚きました。

正直なところ、私自身ダンスをしたことがありませんし、ダンスの全国大会があるのすら知りませんでした。私が高校生だった約30年前には、学校にダンス部がある高校はほとんどなく、実際に周りでダンスをしている友人もいませんでした。当然ダンススクールなんて見たこともありません。

それが今や、ダンスという分野は確実にメジャーになり、ダンスを職業としている人口も以前とは比べものにならないほど多くなっているのではないでしょうか。

ダンスだけではなく、パソコンも同じです。私が大学生のときでもパソコンを持っている人間はほんの一部しかいませんでした。卒論などを書くときにはパソコンが必要なのですが、大学の各研究室に与えられている数台のパソコンを、20人ほどで共有していました。そんな時代であっても、中学生や高校生のときからパソコンを所有していて、それに夢中になっていた人もいました。当時は、どちらかというと、趣味でパソコンをしているというのは、いわゆる「オタク」で、「趣味はパソコン」と聞くとあまりよい印象を持たない人の方が多かったと思います。

それが今やパソコンは使えて当たり前、小学校や中学校でも教えるほど私たちの暮らしや仕事に欠かせないものになっています。

先見の明があり、パソコンやダンスをしていた人もいるでしょうが、ただ単に、好きでしていた人も多かったと思います(パソコンはその可能性に気づき、深く勉強した人の方が多いかもしれませんが)。

中学から高校、そして大学と勉強し、就職するという道は日本では一番大きくて安全な道です。もうすでに何人もの人々が通過している道ですので、しっかり舗装されていますし、この道がどこに繋がっているのかわかっている道です。しかし、逆に言えば通る人数が多すぎて競争が激しく、ときにはその大きな道から弾き飛ばされることもあるんです。

一方、あまり人が通っていない道は、安全かどうかはいまいちわかりませんが、競争相手が少ない道です。うまくいけば、先頭集団を走れる可能性もあります。たとえその道が行き止まりであっても、少し引き返して別の道を進むこともできます。そして何より自分で選んだ道ですから、多少の障害物があっても乗り越えることができる可能性が高いのです。ただやはり、通っている人数が少ないので特に大人目線で見ると不安にはなりますよね。

「将来、〇〇会社で働きたい。でもその会社は偏差値が〇〇以上の大学でないと採用されない」という場合は、自信を持って大きな道を突き進めばいいんです。たとえその夢がかなわなくても、努力してきたことは無駄にはならないし、きっと自分にとって縁のあるものが見つかります。あるいは、「将来何をしたいのかが決まっていない。好きなものや得意なものも特にないし」という場合も、この一番大きな道を進めばいいと思います。そして見つかったときに、その道に変更すればいいんです。

ですが、勉強ではなくて〇〇をしてみたいと子どもが言ったときに、最初から否定するのではなく、しっかり検討してあげてほしいと思うんです。そのうえで、どうしてもだめな場合は仕方ありませんが、よほどのものでない限りさせてあげるのがいいと思います。もちろん甘やかすのではなく、苦労してでもやってみたいの言うのであればですが。子どもの好奇心や才能を、早い段階で摘んでしまうのはもったいないというか、かわいそうですね。方法として大きな道にすぐに戻れるように保険をかけておくのもいいと思います。「最低限これだけの勉強をするのであれば、したいことをさせてあげてもいいよ」といった感じで。

大事な大事な自分の子どもには、幸せになってもらいたいという親の気持ちはとてもよくわかります。ですから、子どもとしっかり関わって、話を聞いてあげたり、ときには導いてあげることも大切です。ですが、子どもいっても一人の人間です。1年先のことも想像しにくい世の中だからこそ、子どもを信じてチャレンジさせてあげることも大切なことではないでしょうか。

ONE-SのHP


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