「イノベーションが起きないと経済がー」というような話を聞くたびに頭をよぎっていたことを一度書き出しておこうかと思いまして。今日はその話です。
そもそも経済の政策を考える時にイノベーション頼みというのは、自分にはなんだか、家計を考える時に宝くじの当選金を当て込んでいるように聞こえるので如何なものかと常々思っているのですが、それはともかくどういう条件で起きるのか、起きるかもしれない時に潰さない環境って何だろうというのがここでの本題です。
・場所
レンタルオフィスとかそういうのじゃなくて、何か思いついても思いつかなくても、気軽に生活を関係ないものを並べて工作できたりする場所です。ガレージみたいな。車一台止めても、まだ工具やテーブルを置くくらいのスペースがあるかどうか。
・余暇
本業や生活と関係ない可処分時間があるかどうか。
自分がこの考えに至ったのは、今なお漫画においては日本の作家が世界の中もで最前線にいるからでした。
・場所
漫画は本人と(かつては)最低限の文具があれば制作を始められる。
・余暇
氷河期の自分の感覚でいうと、たとえフルタイムで働いていても、大手の正社員でもない限りどのみちまともな貯蓄は無理となると、破滅がちらついていたとしても、時間を割いて創作に入る心のハードルは実は逆に低いのかも。
という肌感覚があったからでした。
なので今後も日本で、こと製造業の分野でイノベーションが起きることはないだろうな、というのが自分の予想です。