俵星玄蕃が ”おー! そばやか~” と歓喜するシーンがある。
俵星自体が演出人格(演出ね、偽装じゃなくて)なので事実とも言えないだろうけど、江戸とそばやは縁が深かったのだろうなと思う。
北千住。
その店は、本当に唐突にある。
こんなところに店があっていいのかというところにある。
家のような店、というより店のような家の方が適切な感じがする。
ここに行こうと思ってもよほど丁寧な下調べをしないと迷うかもしれない。
おいらは絶対迷わないけど・・・ なぜならその近くに住んでるから・・
ランチできるか聞くとokとのことなのでそれを頼む。
カツカツカツという音が聞こえてくる。今そばを切ってくれている。
ジュー・・チリチリチリ・・・という音もしてくる。かきあげを揚げてくれてるんだろうな。
時間が長い。大きなかきあげだろう。
11時半ということもあってか客は自分だけ。
自分だけのために時間と手間をかけてくれている・・・
最近こんな蕎麦を食べたかったんだな・・・
角が立っていておいしいそばだ。十分な量だけどまだ食べられる。うまい。
奥はかきあげ丼。やはり大きい。ご飯は底の方だからかなりの大きさだ。ちゃんと揚がっている。これもうまい。たれは少し辛め。
菜漬け、塩がきつくないのがいい。
蕎麦湯は、どろっとしたのではなく、あっさり。 満腹( ´З`)=3
ご主人は、荒船山近辺の出身らしい。
”(そば食いは)だいぶ年季入ってるんですか?” と聞かれた。聞いてるだけでおいしそうだったから・・と。
客は店を観察するけど、店もしっかり客を観察してるのかと少々気恥ずかしい・・・
また行ってみたい。
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