いろいろ問題はあったけれども、オリンピック、パラリンピック、大きな事故もなく終わりそうです。何よりと胸をなでおろす思いもします。アスリートの皆様、力一ぱいのパフォーマンスありがとうございました。
多くの選手の方々の逸話も話題になりましたが、その中から。
全盲のスイマー・木村敬一さん
2歳の時視力を失った人です。お母様の勧めで水泳にうちこんだとのこと。小学生で独り上京もした。アメリカに拠点を持ったこともある。
そのアメリカで、コーチを務めてくれた人が常に背中を押してくれた言葉。
「君はできる!!」「君ならできる」「すばらしい!」「もっと伸びるぞ」などなどの言葉。これらが自己肯定の気持ちを作り上げた。メンタルが安定した、とのこと。
その逸話を聞いた脳科学者・スポーツ心理学者の田中ウルヴェ京さん。彼女は自身シンクロナイズドスイミングでメダルを取った人です。その後学ばれたのですね。
大学で若い人たちに教える訓練を受けている時、注意を受けた。「あなたは、生徒の出来ない所ばかりを取り上げる」と。「出来たところを認めて上げなくては」と。
「あ、そこまでは上手くできるようになったね。その後をもう少しアップしよう」。これが教育するものの基本と習った、とのこと。
おせっちゃんは、必ずしも褒めることばかりの教育は認めないけれど(子どもを育てる時は褒めるばかりどころか貶し、叱ってばかりだったと反省しているのですが)飴と鞭,褒めてやる気を持たせること、大事と今になって思います。
今日(4日)の朝日新聞・はぐくむページ・「塾が教えない中学受験必勝法」にこんなことが書かれていました。
模擬試験などで思ったほどの成績が挙げられず、落ち込んでいる子供に。
「気の利いた言葉はいらない。”ケーキ買って来たよ。食べよう”で伝わる」
これで十分親の気持ちは伝わる。ちゃんと見ててくれてるんだ、気にしてくれているんだ、という安心感の中で心を休めて、もう一度頑張ってみようという気持ちは出てくるだろう。落ち込んでいる気持に寄り添うことが一番大事と。
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