ちょっと古い切り抜きになりますが、コロナ時代を振り返って、高校生が意見を投稿していました。(朝日新聞「声」の続編としての「若い世代」)(おせっちゃんが勝手にまとめました)
★ 小学校の時は、班で席をくっつけて食べた。校内の調理室で作られた温かい給食を食べながら友達とたわいのない話をするのがどんな時間よりも好きだった。
コロナ禍で、がらりと景色は変わった。机を動かさず、話さないで食べる。・・・いわゆる黙食。中学校3年間、コロナがやや収まっても、この黙食は続いた。給食中に会話が聞こえると先生のご注意の声が聞こえ、皆、思い出したように黙った。 黙食に対する疑問が募った。
勿論、飛沫感染の防止という意義は分かる。誰もが未知の状況に混乱していただろう。でも、この間に会話とともに失ったものの大きさを忘れてはいないか。「青春ってすごく密」なのに。(千葉の高校生)
おせつ婆さんには一つ思い出があります。中学校1年と2年の間の春休みに、わたしの通っていたN中学校と、隣のH中学校の一部が合併して、K中学校という新しい学校に通うようになったのです。私達N中のものは全員がK中になっただけですからさほど変わったとも思いませんでしたが、少人数で他校に通い始めたH中の人はかなりストレスを感じていたようです。あとで聞いたことですが、お弁当の時間にまずびっくり仰天したのだそうです。
私達は、4時間目の終わりのベルとともに、だ~っという勢いで机といすを動かしてグループを作ってにぎやかに食べ始めるのでした。(いわゆる給食はありあせんでした)
H中の人たちは圧倒されていたストレスに、今までとあまりに違う動きが受け入れなかったのだそうです。H中では、授業中と同じに個人個人の机で静かに食べていたのだそうでした。
幸い、その頃の田舎の子供たちは、純朴そのもの、他校から来た人でも分け隔てなく直ぐに同じように机を動かし、仲間づくりができたのでした。
投書の高校生が失った貴重な時間、本当になんとも取り返しのつかない青春時代の落とし物ですね。
未知のウイルスの暴挙でした。その道の専門科医でも、ウイルスの害と、中学生の自由なおしゃべりから得るものと、比べられなかったと思います。確かには取り返しが出来なくても、君たちは人生これからです。失ったものを取り返し、なお、コロナのおかげで・・・と言えるようなプラスの経験が言えるように、強く歩んでください。
ばあさんは、応援してるよ!!