おせっちゃんの今日2

こちらでお仲間入りいたします。
よろしくお願いいたします

黙食って必要だったのか‥・高校生の意見

2023-10-31 14:03:18 | いろいろ

ちょっと古い切り抜きになりますが、コロナ時代を振り返って、高校生が意見を投稿していました。(朝日新聞「声」の続編としての「若い世代」)(おせっちゃんが勝手にまとめました)

★ 小学校の時は、班で席をくっつけて食べた。校内の調理室で作られた温かい給食を食べながら友達とたわいのない話をするのがどんな時間よりも好きだった。
コロナ禍で、がらりと景色は変わった。机を動かさず、話さないで食べる。・・・いわゆる黙食。中学校3年間、コロナがやや収まっても、この黙食は続いた。給食中に会話が聞こえると先生のご注意の声が聞こえ、皆、思い出したように黙った。 黙食に対する疑問が募った。

勿論、飛沫感染の防止という意義は分かる。誰もが未知の状況に混乱していただろう。でも、この間に会話とともに失ったものの大きさを忘れてはいないか。「青春ってすごく密」なのに。(千葉の高校生)

 

おせつ婆さんには一つ思い出があります。中学校1年と2年の間の春休みに、わたしの通っていたN中学校と、隣のH中学校の一部が合併して、K中学校という新しい学校に通うようになったのです。私達N中のものは全員がK中になっただけですからさほど変わったとも思いませんでしたが、少人数で他校に通い始めたH中の人はかなりストレスを感じていたようです。あとで聞いたことですが、お弁当の時間にまずびっくり仰天したのだそうです。
私達は、4時間目の終わりのベルとともに、だ~っという勢いで机といすを動かしてグループを作ってにぎやかに食べ始めるのでした。(いわゆる給食はありあせんでした)
H中の人たちは圧倒されていたストレスに、今までとあまりに違う動きが受け入れなかったのだそうです。H中では、授業中と同じに個人個人の机で静かに食べていたのだそうでした。

幸い、その頃の田舎の子供たちは、純朴そのもの、他校から来た人でも分け隔てなく直ぐに同じように机を動かし、仲間づくりができたのでした。

投書の高校生が失った貴重な時間、本当になんとも取り返しのつかない青春時代の落とし物ですね。
未知のウイルスの暴挙でした。その道の専門科医でも、ウイルスの害と、中学生の自由なおしゃべりから得るものと、比べられなかったと思います。確かには取り返しが出来なくても、君たちは人生これからです。失ったものを取り返し、なお、コロナのおかげで・・・と言えるようなプラスの経験が言えるように、強く歩んでください。

ばあさんは、応援してるよ!!

 

 

 

 

 

 

 

 


渋谷は昨夜無事だった・・

2023-10-30 13:28:44 | ニュースから

持病の高血圧のご機嫌を伺うために、朝食前(起床時)・昼食後・就寝前の測定と記録をするように医者から言われています。そのため、朝食の用意など主婦仕事の時間を見て、夫より1時間早く起きることにしています。

これが私の体のリズムかと思うのですが、朝一番の血圧が少々高めだと、医者は心配してくれています。

今朝も1時間早く起きて、テレビニュースを見ながら測定しました。3回の測定、その値から2回分をノートに記録します。処方されている薬を頼りにしてですが、大体〇の値です。

さて測定時、目はテレビを見ております。今朝は、昨夜の渋谷の様子をリポートしたものが放送されていました。大々的な規制の数々と、それを聞いた若者たちが、思ったより素直に自己規制をして、人出も少なめ、騒ぎも抑えたようでした。

良かった。きちんと説明すればみんな分かってくれたのでしょう。騒ぎに巻き込まれることを嫌っただけかもしれませんが、とにかく無事だったのはよいこと!ばあさんはホッとしたことでした。
と、同時に、昨日、またまたお祭り騒ぎになるのではないかと、若者批判をしてしまった、自分を責める思いをしたことでした。

ごめんなさいね。

ニュースを聞いていると、池袋にはちゃんと組織だった役員も決めて、盛り上がるけれど、乱れはしないというイベント会場などが、用意されていたと言います。来年から、こうした工夫を重ねて、楽しいお祭りにしていくようになればいいと思っている婆さんです。

クリスマスイヴも3・40年前は勤め帰りのおじさんたちが、三角帽をかぶり、飲んで騒いでよって、駅のベンチでダウンという醜態を演じる時期がありました。次第に、家族的なきよしこの夜になってきたと記憶しています。

今朝は、渋谷の町は、ボランティアの人たちが掃除をし、重ねて、商店の方々も掃除に励み、きれいな街になっていたのだということでした。良かったね。


折々のことば・・井上ひさし

2023-10-28 14:25:02 | 言葉

『完璧な国などありません。早く間違いに気がついて、自分の力で乗り越えていくことにしか未来はない』

近所の公園に、恒例のウオーキングに行くと、今日はパパママに連れられたドレス姿やペイントの妖しい仮装姿やらが、目につきました。85年のわが人生の歴史の中に、かぼちゃのお化け祭(私にはそういうよりほかないくらい縁遠いお祭りです)は無いものですから、なんだかそぐわないものを感じます。幼い子供は自慢げに、誇らしげに楽しんでいるようで、それはそれで意義ある土曜日なのでしょうか。

公園のこの風景くらいなら苦笑して、おしまいでいいのですが、都心・特に若者の街澁谷の交差点付近は大変な事になっているよう。駅のハチ公広場が封鎖される、近くの店に、酒類の販売禁止を指導する、路上飲酒は禁止、などなど、こんな禁止禁止の所に出て行って楽しいのかな?とばあさんは黙っているけれど疑問に思っています。

テレビ局のインタビューに若い女性二人連れが答えています。
「韓国の露地の事故もあったことだし、怖いけれど、私達これからちょっと離れたところで集まります。ここは危ないでしょう。取り締まってほしいです」。

ばあさんはこの手の答えが気に入らない。混雑は困るけれど、そのために自分たちの楽しみができないのは困る。厳しく取り締まって、危険のないようにしてほしい。
全くあなた任せです。こうした人たちは、いざことが起こった時、責任は・・・。保証は・・・と騒ぐのです。

井上ひさし氏の言葉にも「早く間違いに気がついて、自分の力で乗り越えていくこと」とあります。


折々のことば・・水木しげる(漫画家)

2023-10-27 13:47:49 | 言葉

昨日に引き続き。生きていくコツはこれか。

「考えてみりゃあ、年なんかどうでもいいんだ。生きものには、生きるか死んでるかの、二種類しかないんだ」

★ 時計で自分の首を絞める必要などない。上のカギカッコ内の言葉に続いて解説文がかかれている。

その中に時計で首を占める・・・がある。駄文を恥じながら書いているブログだから、立派な文が書けているはずもない。毎日の過ぎ去る速さに、言い訳じみた弁解をかいたりするおせっちゃん。「時計で首を絞める」見事な表現が気に入りました。
元気いっぱいのお年寄りが「年齢は気にしていません。あれは単なる数字です」とケロリとおっしゃるのを聞いた時も、やられた!と思ったけれど。(おせっちゃん)

★ 「他人と競り合い、遅れを取ったと焦ることもない」

そうですよね。競走し、他人を負かすことが人生の目的でもあるまい。(おせっちゃん)

★ 物に恵まれても、幸福に浸れなければ元も子もない。

そして幸福は、自分が満足することが基本で、あろうか。(おせっちゃん)

 


折々のことば・・・外山滋比古(英文学者)

2023-10-26 16:28:29 | 言葉

今日は、年配者の私への応援歌として胸に仕舞われた言葉です。

『定年後が退屈になる原因の一つは、「失敗」する機会がないことだ』。

「若い頃の苦労」は長い人生の道筋を切り開いていくのに、大いに役立つとはよく言われる言葉です。

だが、「年を取ってからの失敗」も買ってでもせよと外山氏は言う。
定年で仕事から離れ、老いて人の世話になることが増えると、失敗のリスクが減ってくる。己の裁量が大きい仕事は、失敗や悔しい思いもして傷つくリスクはあるが「面白味」は確実に増す。

今の若者が老人の域に達した時、いかなる人生を、いかに生きていくか、あまりに世の中の変化が大きすぎて、想像が難しい。
わが夫、昭和一桁生まれの世代です。たしかに、「猛烈社員」で、眠る間も惜しんで働いて、「三食昼寝付き」の女房を養い、子どもたちには迷惑をかけないように、養って来てくれたとは思う。だけど、その生活に胡坐をかいて家庭での家事一切は全くできないと来ている。
定年後の亭主を抱えた私どもの世代の主婦は、「亭主在宅症候群」に悩まされた。「ぬれ落ち葉亭主」が、どこにいくのにも「俺もいく」とついてくる。鬱陶しいったらありゃあしない。これがクラス会などで集まった時の大きな話題だった。

今は違いますね。テレビで見ていると、仕事の無くなった俳優さん、「料理に目覚めました」。「家をすっきり片付けました」と楽しんでいるような笑顔。

確かに失敗を恐れず、もうひと頑張りが大事なのかも。
とはいうものの、夜年並みにヘロヘロばあさんは、失敗に失敗が重なり、・・・あとは言うまい。