今朝の朝日新聞土曜版「いわせてもらお」にこんな面白い話が投稿されていました。

よく似た経験が私にもあります。まず、私の目の話から始めましょう。
高校時代、私は目に恵まれているんだと初めて気が付きました。私は2年生から6組と呼ばれる女子進学クラスに割り込みました。入学当時は「女の子が進学なんかしなくても・・・」と父が許さなかったのです。
今ほどではないと思いますが、やはり皆さん進学勉強をしていらっしゃったのでしょうか、学期初めの席を決める時は「前に出してください」の声が次々。黒板の文字が見えないという人たちでした。結局ちびの私なのに、一番後ろの席になるのでした。全く不自由なく、見える人でした。
大学生活、お勤め3年、そして、あっさりと結婚しました。子供二人恵まれました。その頃からです。目が疲れる、目の奥が重く痛みさえ覚える、あれだけ見えていたご自慢の目が怪しくなってきました。子育てと、夜中まで帰ってこない夫とで寝不足だとばかり思っていたら、老眼だと分かり、眼鏡人生が始まりました。
後に4兄が「おせっちゃんの目は老眼というより、生まれつきの遠視なんだと思う。お月様の向こうのほうが焦点なんだよ」と言ったものです。
メガネ生活です。四六時中眼鏡です。ねる前に、布団の中で本を読むのが私の楽しみです。でも疲れています。本を持ったまま、眼鏡をしたまま、電気をつけたまま、寝てしまうのがいつものことでした。
「また眼鏡かけたままだったぞ」と注意されることが度々でした。その時の言い訳
「私は超近視だから、夢も眼鏡で見るの!!」。
ああ似た言い訳する人がいるんですね。
後に白内障の手術で眼内レンズを入れました。医者は急に読書ができるほど焦点を変えることはできません、普通の老眼にしましょう、老眼鏡をかけてください、ということになりました。眼鏡生活は続きました。
それがいつの間にか、だんだんかけなくても明るい所なら字が見えるようになったのです。今は普通の主婦生活は眼鏡なしです。細かい仕事、薄暗いところの仕事は眼鏡が必要ですが。