おせっちゃんの今日2

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味の引き立て・・苦み・ピリ辛・渋み・

2022-05-31 13:51:50 | いろいろ

5月16日の「折々のことば」は次のようでした。エッセイストでもある84歳のイラストレーター・田村セツコさんの言葉だそうです。
私、人生経験が薄っぺらで人生の幅が狭いのか、折々のことば、鷲田清一氏の解説があってもすっきり理解することができない時が多いのですが、これは普通の意味では理解できた気がしました。

「渋いものを味わったあと、他のものが甘く感じられたりするじゃない?」

この言葉を読んだとき、私の頭には実家の母の秋口に作るご自慢料理が目に浮かびました。
「秋ナスの麹づけ」。子どものこととて作り方をきちんと覚えていませんが、秋口になっても畑のなすはまだ勢いがよく、次々と実をならします。それを一口大に乱切りして塩を振り、一日くらい(?)おく。出てきた水分をしぼり、コメ麹と和がらしを混ぜ込む。味がなじむまで何日か置く。というようなものだったか。

この時の和がらし、畑での自家製。実を水でふやかして擂鉢でする。母のお決まりの言葉。「一寸隠し味に砂糖を入れるんよ。からしの辛さが引き立つけん」。縦長の湯のみのような器の底と内回りに塗りつけて、立ててておくのだった(と思う)。

わが家は父が酒をたしなまなかったから、特にこれを待つ人もなかったかと思うのですが、なんと子供の私が辛さを好みパクパク食べた麹のかすかな甘みに加わった、つ∼んと鼻に抜けるからさ。辛さ.
「まあ、この子は…呑み助になりそうじゃねえ」。これも母のお決まりの言葉。

わが家の二人の子は福島で生まれました。まだ幼稚園にもいかないころから、親の好みで寿司屋に連れて行って夕食を外食で済ませることがありました。この時、子どもたち一人前に
「カンカンと私、さび抜きおねがい」と注文するのでした。親父さんともおなじみ、これも大好きな卵焼きを付けて出してくれるのでした。

ワサビの辛さは食通ぶった我が子もお手上げだったのでしょう。
それが何年後でしょうか、なにが切っ掛けで食べられるようになったのか、さび抜かないで。食べられるようになったの、とにっこり注文したのでした。
その時の一人前の大人ぶった顔が忘れられません。ほこりがましい時でした。

子供から大人への入り口に壁を抜けるとき、がありますね。わが子を含めて、甥っ子やら姪っ子やらで経験したことですが、「ビールは苦いから飲めない」と言っていた子供が、是でなくっちゃ。この苦さがなんとも言えないとぐっと飲むときの誇らしい顔をするのです。


孫のHくん来訪

2022-05-30 13:34:08 | 

1週間ほど前だったかH君から電話がありました。Hくんは娘Ma夫婦の長男です。「日曜日か月曜日にちょっとお邪魔します。きちんと日にちが決まったら改めて知らせます。よろしく」とのことでした。ラインっ子の若者です。短く、速く、がモットーのようです。土曜日に「日曜昼頃に行きます」とこれもいとも簡単。わたしも「了解。お昼いりますか」。すぐ「お手間取らせないように済ませて行きます。その代り夜は食べさせて」「OK」。

日曜、1時、ピンポーン。「やあ!」と自宅に帰ってきたような挨拶で居間へ通りました。「金曜から山口へ帰ってた。早めの夏休みが取れたから。はい、「いつものお土産」山口名物の外郎と最近有名な「月で拾った卵」。「少しずつにしたよ。じ~こは甘いもの制限されているんだろう」。はいはいお心遣いありがとう!!

一休みした所で「何か手伝うことある?何でもやるよ。重いもの、高いところの作業、夏支度もしなければでしょ」「やってくれる?あるのよ~」。
脱衣場のストーブの片付け。これが外国産で重く、箱に入れにくい代物。
階段を照らす電球が切れてるのよ。暗がりを上ってひっくり返ったら困るし・・・。手が届きにくいのよね。「あ大丈夫外せた。電球ある?LEDにしたほうがいいよね。長持ちするし。ない。良し買ってきてあげる」動作が速い。間もなく帰ってきて無事取り換え完了。
そろそろ虫も入って来るでしょう。網戸入れておこうか、倉庫かな?・・これも完了。
明日は真夏日になるかもと言ってるよ。扇風機も出しておこうか。

もしか朝夕気温が下がるかもしれないからとダイニングのストーブだけは残してもらっていました。ストーブと扇風機の同居です。「変よね」「いいよ、必要な物はあった方が」。確かに。
やすやすと手早く夏支度になりました。

「夕ご飯、何時がいい?」「7時半ころお暇するから」「じゃあ6時半頃にしよう」。夫にそれに合わせて風呂を済ませるように言って私は買い物に。

「いつもの夜行雑魚寝寝台?」「ううん。まだ休暇が残っているから、富山の方を旅行してくるつもり。今夜は松本泊まりで、黒部の方に行ってみようかと思う」「まだ雪の回廊は残っているのかなあ」「ネットで調べたらあるらしいよ。まあその時の状態で、金沢に行ってもいいし」

7時半「また来るからね」とじ~こに挨拶してリュック一つ肩に、出発していきました。門の外まで送ります。門を出たところから30メートルばかり先の曲がり角を曲がって駅に行くのですが、H君は必ずそこで振り返って手を振ります。それも2度。肝っ玉娘Maはそんなことはしません。Hくんだけ。何処でこんな心遣いを学んだのだろう。

あ、書き忘れました。付け足します。H君のワクチン3回目の副作用についてです。

「Hくんはワクチン3回目はやったの?」
「やった、やった。大変な副作用付きだった」
「え?効きすぎたの?」
「効いたか効かないか知らないけれど、まあ無事今日まで罹ってはいないけれど、大変だったあ。動けなかったよ」
「どうした?」
「39度以上熱が出て、起き上がれなかった。仕事休まざるを得なかった」
「そんな副作用起こした人、始めて身近に聞いた」
「とにかく酷かったんだよ。4回目をするということになった時は考えるなあ」
「う~ん、H君は客商売だしね。人と対面しての仕事だもんね。メリット、デメリット、考えちゃうねえ」

 

 


まだまだ、そう簡単には

2022-05-28 13:45:07 | 日記

月一でかかりつけの医者に行きます。高めの血圧の診察と薬の処方箋を出していただくためです。この度は血圧は低めに安定しているようですし、塩気を控えて様子を見ましょうということで無事通過でした。
「じゃあ、6月20日に予約入れておきます。それまでお大事に過ごしてください」とのこと。
「6月20日ですね。ああ、この日から私84歳。1歳年を取ります。ますます婆さんへの道まっしぐらです」
「いやいや、なかなか。まだまだですよ。人間そう簡単には死ねません。最近では人生100年。80台では年寄りだの、年配者だのとは言いません。はいお大事に」と送り出されました。

嬉しいような、重荷を背負わされたような、励ましていただいたのか、からかわれたのか、分からない言葉でした。老老夫婦では、先に病を得た人が勝ちとか。私は負けくじを引き当てていますから・・・

 

かなりの雨量の後の晴天の今朝、既に葉はボリュウムを加え樹々の下は小暗くなっています。日差しを遮ってくれて並木の道が嬉しいウオーキングです。
保育園への入園が許されて、公園では姿が見られなくなった「金髪君」に久しぶりに会いました。
嬉しい、おめでたい報告です。
「家族が増えました。妹が加わりました」。見るとママの胸元に小さな赤ちゃん。3週間前に誕生したのだそうです。
「ああら、お兄ちゃんになったのね。可愛いね。うれしい?」
お兄ちゃんは少々照れ気味。
「こちら、お母さんも来てくれたのです」
確かママはアイスランドの人、お手伝いに来てくださったのですね。赤ちゃんはぐっすりおねんねでしたが、みんな笑顔笑顔の幸せ家族でした。

外野席の私も頬が緩みました。お幸せにね。


私流マスク生活法

2022-05-27 13:35:31 | コロナウイルス

今年の春から、今初夏にかけて、なんと気温差の激しいことよと老いの身を持て余しています。近頃よく言われる「お天気病」「気象病」というものは確かにあると良き付き合いができるように工夫三昧です。

5月半ばだというのに真夏日が続くこともあって、マスク生活が気の重いことです。国の方針として許容の基準を決めるとか議論もなされているようですが、私はこれには少々反発の気持ちです。

 国民の方からもきちんと基準を示して欲しい、どうしたらいいのか、きちんと説明してくれ、という要望は良く聞きますが、私はそこまで細々とお上に決められるのは好みません。もはや新型コロナウイルスと付き合うのも2年半、専門家の解説も聞き覚えたと言ってもいいほどマスターしています。私はそれらの経験と方法を自分で考えて、やっていきたいと思っています。お上からの強制で無理やりやりたくはない、というのが正直なところです。

許されたのだから、感染するのは私の所為ではないよ、とばかり人ごみに出るのも、旅に出るのも大ぴら、というのは自分に対して無責任ではないかしら。

3.4日前からの暑さにマスク外しを始めています。例えば・・・

日常生活で、お家から出かけるのは年寄りのこととてそれほど頻繁ではありません(なるべく出かけないことにしています。老いの身が許さないのかもしれません。)。朝の家事仕事を終えると近所の公園にウオーキングに出かけます。帰途、買い物をして家に帰ると、1時間ほどの運動になります。
マスクは必携、ただ、耳に掛けるゴムを手首に通し、必要があれば直ぐに掛けられるように準備しておきます。巡回路はウイークデイはさして混んではいません。マスクは外しています。すれ違う時は道の端と端、3・4メートルは離れていますから、そして口もききませんから、マスクはそのまま。もし向こうから来る人が知り合いだったら、そして、きっと朝の挨拶を掛け合い、立ち話の一つもするに違いないという人だったら、気が付いたところでマスクをつけます。
出会う人でつけるべき人にはつけるのです。マスクをしていない保育園児の集団や、ママとお散歩の幼児の場合は、にっこりご挨拶もありますので付けます。わかれたら、また外します。
商店街では、人が多くなれば付けます。スーパーでは是非。要するに周りの状況を観察して必要と思ったらつけるのです。

マスクの付け外し、つけなければ・・・と思う範囲を、大丈夫と思う範囲より余裕をもって大きめに考えるのです。マスクは、自分のためであり、また、相手の方のためでもあります。お互い気拙い気持ちにならないように、とげとげとマスク警察にならないように、安全地帯を大きく取ることを心掛けるのです。

皆で、自分を律すれば、ウイズコロナは成功するでしょう!!
熱中症を発しないで、コロナとうまく付き合って、さあ、夏に対峙しましょう。

 

こう


ピュア―パルプ100%

2022-05-25 13:47:51 | いろいろ

洗面所のティッシュが空になっていることに気が付きました。あ、これは取り換えなくっちゃ、今日の仕事始めです。
階段下の倉庫から買い置きを取り出し交換です。おや、いつもは、このデザインは違ってもメーカーは同じだと、さして気にも留めなかったけれど、これは違うねえ。CO-OP、・・・生協が独自に作っているものかな。新しい分野まで手を伸ばしているのかしら。

そんなことを思いながらちょっと丁寧に見るとこんな文面が目に入りました。
「このティッシュの利用が、適切な森林保全の促進につながります」
一寸離れた場所には「ピュアパルプ100%」とあります。え???

私の頭には、何か考えもなく悪いことをしたような気持ちが湧いてきます。小学校だったか、中学生になっていたか、紙を作るにはパルプが必要。そのためには、熱帯雨林の森林が莫大な速さで切り倒されている、紙は何もパルプ100%でなくてもいいものが沢山ある、古紙を50%(だったかな?)混ぜたものを使うように、などと習った覚えが脳味噌のしわに畳み込まれています。なのに、{100%}{森林保存に役立つ}??どういうこと?

ここから先は私の考えたことです。違っているかもしれません。ばあさんの頭が進歩せずに止まってしまっているうちに、世の中は動いているのですかね。戦争で手が回らなかった林業、植林などが進んで美しい森林になってきたのかしら。建築用のいい木材をとるためには、間伐をするのだろうか。その間伐材をパルプにするのだろうか。そこを上手く回すことが、美林を作ることに役立つのだろう。

う~ん、固まった婆さんの知識は進歩した時代から取り残されているのかな。