4月20日、ちょうど伊豆から帰省していた夫と市内遠山の愛宕山に登りました。
愛宕山は海抜559メートル、山頂には火の神軻遇突智命(かぐつちのみこと=迦倶槌神)を祀る愛宕神社が鎮座しています。
県道245号線から愛宕山登山道への案内看板。この看板を見逃さないように要注意です。
この看板には「愛宕山・片倉山館登山道」と表示されていますが、片倉山館とは、伊達家が米沢を支配していた時代に外敵の攻撃から米沢を守る防御のために愛宕山中腹に造られた砦跡のようです。
愛宕山周辺の山城ついてはこれから学びを深めて、いつか記事にできたらいいなあと思っています。
標識のおかげで無事愛宕山登山道の駐車場に着きました。
ここには大きな愛宕山全域の案内看板があります。
ふと看板の足元に目をやると、あたり一面が湿地になっていて希少な山野草ミズバショウが盛んに咲いているではないですか!
まだ登山を始めるまえにこんな素敵な花に出会えるとは、なんて幸先が良いんでしょう♡
斜面を登り始めるとまたすぐに大きなヤマザクラが迎えてくれます🌸
カタクリ
ショウジョウバカマ
ヒトリシズカ
イチゲの群落
登山道をゆく途中で次々と出会う可憐な山野草たちに、テンション上がりまくりです↑↑↑
一時間足らずの登山で登頂✨
山頂の愛宕神社はまだ雪囲いで覆われていました。
愛宕神社への参拝はまた次の機会に持ち越しです💦
この愛宕神社は名君上杉鷹山公が、ある旱魃の年に自ら登山して雨乞いのために祈祷をしたことでも知られています。
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明和8年(1771)は春先から雨が少なく、前年に続いて農作物への被害が心配されました。藩では領内の寺社に雨乞いの祈祷を命じましたが、雨は降りませんでした。
こうしたなか鷹山は、自ら謙信を祀る御堂で雨乞いを始め、6月5日早朝には竹俣・色部の両奉行を連れて愛宕山に登り、降雨祈願を行いました。すると、午前11時頃から雨が降り始め一夜降り続きました。この恵みの雨により枯れ死寸前の農作物が生き返り、農民たちが大変喜んだと伝えられています。
こうしたなか鷹山は、自ら謙信を祀る御堂で雨乞いを始め、6月5日早朝には竹俣・色部の両奉行を連れて愛宕山に登り、降雨祈願を行いました。すると、午前11時頃から雨が降り始め一夜降り続きました。この恵みの雨により枯れ死寸前の農作物が生き返り、農民たちが大変喜んだと伝えられています。
(米沢市役所 城下町ふらり探訪 より)
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領民を深く慈しみ、自ら領民と共に行動を起こす鷹山公らしさを現すエピソードです。
愛宕神社脇、「鷹山公雨乞之碑」 の隣には大きなヤマザクラが見事に咲いていました。
晴天のこの日、山頂からは米沢盆地から越えて遠くの山々までがよく見えました。
雨乞い祈祷のためこの愛宕山を登った鷹山公も見たであろう、米沢市街地の眺めです。
以上、最後までご覧いただきありがとうございました。
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