言の葉（内村鑑三）：救いの希望は神の恵み。主イエス・キリストの御名によって。アーメン。

　　　私の内を省みてもそこになんの善いものはない。
　　　そこにあるのは汚穢、悪念、邪慾、貪婪のみである。
　　　もし自らこれを取り払うのでなければ、神に近づくこと
　　　ができないとなれば、私はとうてい神に近づくことができない
　　　者である。しかしながら神は私の罪よりも大である。
　　　彼は私の罪があるにもかかわらずお救い下さる。
　　　すなわち彼は私のために私の罪を殺して私を彼のものと
　　　して下さる。私の救丞（すくい）の希望は単に神の恩恵（めぐみ）
　　　に存している。彼によって私をお恵み下さるのでなければ
　　　私の救われる希望は一つもない。

　　　　（「一日一生」内村鑑三著　教文館　）


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　上記引用文で「彼」と表現されている御方こそ主の主王の王主イエス・キリストご自身のことである。
　どうして主なる神を「彼」と呼べるのか？　
　ひとえに「彼」の十字架上の死を自分のこととして信じる信仰が与えられているからである。
　人間はそして万物は「彼」が救うのだ。
　「彼」によって救われるのだと内村氏は表現したいのだ。
　フツーのクリスチャンのわたしもその「彼」への信仰が主ご自身より与えられている。
　主よ、感謝いたします。主イエス・キリストの御名は永遠から永遠まで何者にもまさってはむべきかな。アーメン。




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