広場の中央にあるプレゼピオは、まるで磁石のように
子どもたちを毎晩ひきつけました。
人通りが絶えるとそこには子どもたちがいて、その不思議な
光景を眺めているのでした。
色白で笑顔の赤ん坊を前にして、ひざまずいているきれいな女の人。
その横に立つ男の人。
両手を広げて翼をつけた人。
これはいったいどういう意味があるのでしょうか。
なぜあの王冠をかぶった立派な身なりの三人の男の人までが赤ん坊を
拝んでいるのでしょうか。
それにあの男の人たちは?
見るからにずっと貧しそうで、動物たちに取り囲まれている、
あの人たちはあそこでなにをしているのでしょう。
(「天使がうたう夜に」小塩トシ子・久世礼子編 日本キリスト教団出版局 )
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プレゼビオというのはブラジルのキリスト降誕の有様を人形で表わした
いわゆるクリブのことである。
これを見るとクリスマスシーズンであるとにかかわらず、厳粛な気持ちになる。
主イエス・キリストの御名によって。
アーメン。
わたしは聖書を除いては、他人に「この本を読んでみてください」といった紹介はしない。
読書はその人の大切な心の滋養だからである。
ただ今回の本だけは、クリスマスにぜひ読んでくださることをお願いしたいと思う。
ことに子どものいるご家庭では親子で読んでいただきたい。
この本は子ども向けに12の物語が書かれてある。世界のクリスマスものがたりである。
大人が読んでもとても楽しく、深く考えさせられるものばかりである。
クリスマスにはぜひ浮かれるばかりではなく、このような本も読んでいただきたい。
タイトルは「天使がうたう夜に」。日本キリスト教団出版局である。
アマゾンで注文すればすぐに手に入る。ぜひご一読を。
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