言の葉（教会での祈りの一節）；三位一体。主イエス・キリストの御名によって。アーメン。

　　　　「父も量りなし
　　　　　子も量りなし
　　　　　聖霊も量りなし」


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　今日は、わたしたちが教会で祈る祈りの一節のご紹介である。

　これは主イエス・キリストがわれらに与えられたキリスト教の根幹をなす三位一体の神をたたえるお祈りである。
　このお祈りの中にある「量りなし」の意味がわたしは分からなくて、教会の大先輩を捕まえて教えて戴いた。
　「量りなし」というのはどういう意味なのだろう？
　教会の先輩は、こうわたしに教えてくれた。
　「つまりね、神様のことは人間には思慮できない、ということだよ」
　
　要するに「神様とは一体どのような御方なのか？　」が人間の頭だけでいくら考えても分からないということだ。どんな神学者でもどんな哲学者でもだ。
　ならば、キリスト教という宗教はいかにして成立し、今まで生き残って来たのだろうか？

　クリスマスに主イエス・キリストが生まれ、この方がおよそ３０歳の頃から３年間民衆を導いた、そしてその結果十字架にかけられて殺された。
　しかし、この方は「復活」したのだ。
　そしてそれから２０００年間、キリスト教徒はこの主イエス・キリストの十字架の死と復活を宣教した。
　「十字架」とは、全宇宙の全人類の罪を主イエス・キリストが背負ってくださったということ。
　「復活」とは、十字架にかかられた主イエス・キリストのいのちが天の父なる神さまによって復活させられ、主イエス・キリストを自分の神として信じる者には同じ主イエス・キリストの（復活の）いのちが与えられるということだ。
　以上のことは、主イエス・キリストよりの「啓示」によるのであって「人間の頭だけで考えだしたつくり話ではない」。
　だから「量りなし」という言葉の中に、わたしはひとりのフツーのクリスチャンとして主イエス・キリストの「啓示」に込められた「無限大の愛」を感じるのだ。
　「すべては神よりの啓示による」ということは、「この宇宙はすべて神のわざ」ということなのだ。
　わたしはこの主イエス・キリストのしもべとして、フツーのクリスチャンとして永遠に主イエス・キリストの啓示を信じて、「与えられた信仰」を全身全霊で守るものである。
　そして最近になって漸く他の宗教者と仲良くするにはどうしたらいいかを考え始めている。このことはわたし自身の主イエス・キリストへの信仰が少しは確かなものにされたという「しるし」だと思っている。



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