生かされている命。主イエス・キリストの御名によって。アーメン。（新約聖書）

　　　人々が十分に食べたのち、イエスは弟子たちに言われた、
　　　「少しでも無駄にならないように、パン屑のあまりを集めなさい」
　　　そこで、彼らが集めると、五つの大麦のパンを食べ残ったパン屑は
　　　十二のかごにいっぱいになった。

　　　　　　　　　（ヨハネによる福音書第６章１２節　）



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　フツーのクリスチャンなら誰でも知っている有名な「パンを増やして人々に与えた奇跡物語」である。
　ここで主イエス・キリストは幼子が持っていた５つのパンと二匹の魚をおよそ５千人に分け与えたという。
　わたしが注目するのは「パン屑」という言葉だ。
　主イエス・キリストは他の箇所で「わたしは天から下って来た生きたパン」と言っているが、「パン屑」にまでご自分の人間としての立場をおとりになってくださったという事実である。
　「パン屑」は１２のかごにいっぱいになった。
　１２とはイスラエルの十二部族のこと。つまり神の民、主イエス・キリストの民のことだ。ここでは全宇宙の全人類を指す。
　主イエス・キリストの復活のいのちによって生かされている全宇宙の全人類そしてすべてのいのちある存在を指す。
　これはフツーのクリスチャンのフツーの信仰である。


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