ユーロシティのコンパートメントから

欧州旅行がメインですが、最近は日本の旅行が多いです。そして”鉄分”濃くなってきてます・・(笑)

「TGVの使い方」は思った以上にあります!

2009年03月15日 22時43分54秒 | ⑧海外旅行の予復習!
TGVといえば、皆さんご存知のとおり、世界最速のフランスの高速列車ですね!

そして、パリからフランス各都市を結んでると言っても過言でない、フランスを移動するのにとても便利な列車です。


で、このTGV、、、

「もしかしたら日本人には意外に知られてないことがあるのでは・・・」と思い、、、



思い出してるうちに、、、



「これを今日のブログネタにしちゃおう!」と即決し!
(あぁ~、相変らず単純・・・苦笑)


というわけで、今日のお題は、、、


「TGVでここまでできます!」

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まず、、、


①シャルル・ド・ゴール空港からあちこちへ。

これは旅慣れた人なら裏ワザには入らないかもしれないけど、、、(汗)



パリ市内からだけでなく、「日本から飛行機で着いた空港から乗る(その逆も!)」いうことができるんです!

「パリはもういいから(爆!)他の街へ(街から)直行したい!」という方にはおすすめです。



シャルル・ド・ゴール空港駅から直行できる主な街は、、、

・リヨン
・マルセイユ
・グルノーブル
・ニース
・モンペリエ
・トゥールース
・ボルドー
・レンヌ
・ナント
・リール

そして、国境を超えてブリュッセルも!

どうですか?
こんなにあるんですよ!




確かにもちろんニースやマルセイユ、ボルドーあたりは、乗り継ぐなら飛行機のほうが数が多いし、しかも速くて便利でしょうね。

でも、「飛行機は飛んでないけどTGVは停まる」という街は、空港駅からはたくさんあるので、フライトタイムと合えば便利なこと間違い無しですよ!


ちなみに、、、


この空港駅からリヨン方面に向かうと次の停車駅に、、、

あの「ユーロディズニーランド」駅があります。

正式には「Marne la Vallee」駅といい(フランスの”舞浜”ですね!・笑)、もちろんここから(ここへ)も各都市から直行することも可能です!



次に、、、

②パリからベルギーへのもう1つのルート。

パリからベルギー方面へ行く時、まず浮かぶのが「パリ~ブリュッセル間のタリス」ですよね。

でも、行く街によっては別のルートも使えるんです。


例えば、ゲント。
ブリュッセルとブルージュの間にあり、ここも他のベルギーの観光地同様、長い歴史を持つ街として有名ですよね。

ここへ行くには「タリスのブリュッセル経由」だけでなく、「TGV利用のリール経由」で行くことができるんです。

まず、、、

パリ北駅からTGVでリール・フランドル駅まで行き、、、(約1時間)

リール・フランドルから”国際”普通電車で国境を超えてベルギーに入り、ゲントまで行けるのです。
(約1時間)

つまり、所要時間は、、、

なんと2時間程度!
これならそれほど変わりませんよね?


ちなみに、このリールからの普通電車で途中の「コルトレイク」で乗り換えれば、ブルージュにも行けます。
この場合だとパリ~ブルージュ間は2時間半程度。


さらにゲントへ行く電車の多くは、その先のアントワープが終点の場合が多いので、アントワープへ行きたい人にも使えます!

どうです、パリからベルギーへの旅行手段の選択肢が増えたでしょう???


もし希望の時間でタリスの指定券が取れなかったら、このルートを試してみるのもいいかもしれませんよ!

あと、ウチみたいに、「私はあたたと違うんです(古っ!)ルート」で行きたい人にもおすすめです!



さらには、、、

③TGV車両の夜行列車

これは季節限定になるけど、TGVの車両が臨時で夜行列車で運転する時があります。

これまでの実績だと、、、




南仏へは、「パリ~マルセイユ~ニース」

大西洋側スペイン国境のバスク地方へは、「パリ~アンダイユ~イルンヌ(パリ発のみ)」

これらの地方に夜行列車としてTGVが走ったことがあります。
両方ともリゾート地なので、ヴァカンス時は車両をフル回転して走ってるんですね。
時間を調整しながら走るので、普段ほど速くは走りませんが、体力に自身のある方、ぜひお試しくださいませ!
(ウチは、、、寝台じゃないと・・・苦笑)





そして、、、

④国際列車

先ほどちょっと触れましたが、TGVはブリュッセルのほかにも、フランス国外へも走ります。


イタリアの「トリノ&ミラノ」

ドイツの「カールスルーエ、シュトッゥトガルト&ミュンヘン」

スイスの「ジュネーヴ、ローザンヌ、ベルン&チューリヒ」


スイスへのルートはもう定番でしょうね。
特にジュネーヴ~パリ間は「日本人遭遇度高い(爆!)」し・・・



で、ウチ的に注目なのは、やはりドイツへの直行。

特にミュンヘンまで約6時間半で行けるようになったのは特筆に価しませんか?



てか、「TGVがミュンヘン」って、なんかピンと来ないんですが・・・(笑)
「借りてきたネコ」みたいに見えるかも。。。(爆)




でも、やはり数年前に開通した「パリ~ストラスブール間の高速線」があるからなんでしょうね。

鉄道旅行派にとってはパリからドイツ、さらにその先に行くにはかなりの時間短縮になってるはずなので、使い勝手がよくなったのではないか、と思われます。
夏の朝、パリを出れば、インスブルック、ザルツブルクは余裕で明るいうちに着けますよ!



この区間はもちろんドイツのICEも走っていますし、さらには設備のいい夜行列車(シティナイトライン)もあるので、プランに合わせて、そして好みの列車で(?!)移動できますね!



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そんなわけで、「思いつきで、、、」の割にはえらい書いちゃったけど、、、(汗)

TGVのメリット、予想以上に多かったのではないかと思います。
全列車、全座席予約が必要なのはちょっと面倒だけど、それを補って余る位、きっと便利で快適だと思われます。
機会があれば、ぜひここに書いた「裏ワザ(?!)」、使ってみてくださいね!


そうなると次回は、、、

ドイツの「ICE」を書かないといけないかな???(苦笑)