2011年7月31日礼拝メッセージ
■タイトル:『御名があがめられますように祈りつつ、神様を待ち望んでいこう』(主の祈り⑦)
■聖書箇所:マタイ6:9~13
■中心聖句:マタイ6:9 だから、こう祈りなさい。「天にいます私たちの父よ。御名があがめられますように。」
■今日のポイント
1.「み名があがめられますように」という祈りは、すべての中心の祈りであり、永遠の祈りであるゆえ、最強の祈りです。
(1)すべての中心の祈り
・世界のすべては神様の御手の中に。世界の中心は神様。神様は全世界の王様。王の王。万物の支配者。
・その神様にとってふさわしいことは、御名があがめられること。
・だから、「み名があがめられますように」という祈りはすべての中心の祈り!
※「この祈りは『願い』ではなく、『礼拝』だ。 『主に栄光あれ』と言うのと同じだ。」(マシュー・ヘンリー 「マタイ」p.121)
(2)永遠の祈り
・主の祈りの内容。前半は神様に関すること。3つ。み名、御国、みこころ。
・「御国が来ますように」 この祈りはついに実現する時が来る。そして、そう祈る必要がなくなる時が来る。
・「みこころが天においておこなわれるように地でも行われますように」 この祈りも、みこころが完全に実現するとき、そう祈る必要がなくなる。
・主の祈りの後半は人間の必要に関すること。3つ。日ごとの糧。罪の赦し。悪からの救出。
・悪からの救出を祈る必要がなくなる時が来る。罪の赦しを祈り必要もなくなる時が来る。(罪の赦しを感謝することは続けるでしょう。)日ごとの糧を求めることは続くかもしれないが、意味合いはまったく違う。必要が満たされためというよりも、被造物であることを認める告白として祈るようになる。
・けれども、「み名があがめられますように」という祈りは、永遠。いつまでも、いつまでも、この祈りを祈り続ける。
2.「み名があがめられますように」と祈るとき、神様の豊かな祝福が流れてきます。
<理由>
(あ)この祈りは神様にとってふさわしいことだから。
(い)この祈りは神の子どもとされた私たちにとってふさわしいことだから。
<効果>
(あ)困難の中にあっても堅く立つことができる。 自分の失敗。試練。巻き込まれること。
(い)迷っているとき、進むべき道を進むことができる。
(う)プレッシャーから解放される。
・「~しなければ」というプレッシャーは、生きている限りつきもの。しかたない。とはいえ、ほっておけば追いまわされる。そんな時、「何はともあれ、主よ、御名があがめられますように」と祈る。そうするとプレッシャーから解放される。まず、一番大切なことを祈ったぞと、と思えるから。
・困難にあって堅く立ち、迷いの中で進むべき道を進み、プレッシャーから解放されたらどうなるか。
(え)良い生き方、良い働きをしていける。(仕事、家事、人間関係、勉強、スポーツ、部活、友だち関係、…)
(お)のびのびと生きていける。
3.「私を通しても、あなたのみ名があがめられますように」と祈っていこう!
・これはすべての中心の祈り。こういう面からもあてはまる。
・「私を通してもあなたの御名があがめられますように。」→個人の献身と従順の祈り。
・「私たちの教会においてもあなたの御名があがめられますように。」→教会のためのとりなしの祈り。
・「この地域でもあなたの御名があがめられますように。」→地域のためのとりなしの祈り。
・「全世界であなたの御名があがめられますように。」→世界のリバイバルを求める祈り。
・まず、「私」から。
・そう祈るあなたに神様は必要な「力」を注いでくださる。「あなたを通して私の御名があがめられるようにしてあげよう」と言って。また、「愛」を。「導き」を。「知恵」を。いっさいの必要を満たしてくださる。
■宣言:神様、あなたの御名があがめられますように。私を通しても、あなたの御名があがめられますように。そのように生きていけるように、必要なものを豊かに注いでください。